魔法少女まじかる☆ふらりん〜漆黒の十字架〜 ACT1「始まりの胎動」

作:Rui


羽咲女子

昼休みの屋上

そこには風濫・雪・青葉にフィーナの姿があった
「それじゃ特に目立った事は起きてないんですね。」
「えぇ。私だけでもなんとか出来てるのが現状。」
風濫の言葉に答えるフィーナ
「青葉、あれからどう?」
「えっ?特にこれと言って何も。」
「そう。それなら良いわ。それより、そろそろ予鈴よ。戻りましょう。」
フィーナの言葉に教室に戻っていく風濫達

放課後

学生寮談話室

「雪、どうしたの?いきなり呼び出して。」
雪に話しかける風濫
その直後風濫にすがる雪
「雪?」
「風濫、私恐いの。」
「えっ?」
雪の言葉に疑問を感じる風濫
「風濫が来て青葉が来て、そしたら次は私じゃないのかって。」
雪の言葉に雪を抱きしめる風濫
「大丈夫。その時は、私が阻止するから。」
「…風濫。」

雪・フィーナの部屋

部屋に戻ってくる雪
「お帰り。」
「・・・あっ、うん。」
そう言うと自分のベッドに潜る雪
「・・・良い友達を持ったね、雪。」
そう言うと立ち上がるフィーナ
「ちょっと出て来る。朝までには戻る。」
そう言うと部屋を出て行くフィーナ
廊下に出てドアを閉めると、そこには唯の姿があった
「・・・唯姉。」
「次は、彼女を狙ってくる。注意しといてね。」
「・・・はい。」

日曜日

羽咲駅前商店街

風濫・雪・青葉の3人でウインドウショッピングをしていた

「ねぇ風濫、この洋服良くない?」
「えっ?どれどれ。」
「これこれ。」
「確かに。でも高いね。」
風濫の言葉に値段を見る雪と青葉
「・・・10万。確かに高い。」
「私達には無理って事か。」
「そうね。」
そう言って店の前から立ち去る風濫達
ふとそんな3人の前に一人の女性が立ちはだかる
「・・・ルイさん。どうしたんですか?」
口を開く風濫
「・・・見つけた。最高の素材を。」
「えっ?」
その言葉に疑問に思う風濫
その直後風濫達の視界から消えると同時に雪がさらわれる
「雪!」
「彼女は貰ったわ。・・・私は、アークレイヴ。」
そう言うとそこから去るアークレイヴと名乗った女性
「・・・風濫。」
「・・・とりあえず、唯さんの所に行こう。」
「う、うん。」
そう言うと唯の所へ向かう風濫と青葉

続く

次回予告
雪をさらったアークレイヴと言う女性
彼女は一体何者なのか?
そして雪はどうなるのか?
次回ACT2「表と裏光と闇」

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