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セッションの記録 Session Records
ここでは、『ネラスキャンペーン』で行われたセッションとシナリオの内容を紹介します。
(第四部・次元界編)
鋼鉄墳墓の王  封印の砂漠大海  SpellJammer!! 死の杖が眠る星
モルトスのワンドを砕け! 決戦!! 万炎城 Into the Abyss!
2005.2.19 鋼鉄墳墓の王
入手XP:10432
収入:24000GP

【参加者】
雪丸(小六)
セフィア(レイネ) 
カン=ウー(a)
ラーヴァ(塩) 
スタニスラーヴァ(Captain.Y)
ジャン(9) 
シエン(ざんじ)
【背景】
倭閣大名領に浮かぶ戦部島は、700年以上前に起きたオーガ侵略の名残である。
ステップ地帯より襲来したオーガ王・ゴルガイ=シャーンは、当時陸続きだった
その地に鋼鉄の要塞を築き、倭閣北部侵略の拠点とした。
倭閣に住む人間ら主要種族とオーガの戦争は5年間続き、ついに倭閣の術師達は大陸の一部を水没させ、
オーガらの侵略経路を消すことにした。強大なEPIC魔法の行使により、大陸の一部は沈み、後に大名領とされる島々となる。
倭閣北部で戦争中だったゴルガイは分断され、退路を断たれ、ついに魔術師達のインプリズンメントによって地中に封印された。
同時に、ゴルガイとの戦争で大きな手柄を立てた武将・カンウーも、裏切った何者かによりインプリズンメントされた。

時を経て300年ほど前。聖騎士エリエゼルと共にベルグークと戦った、カバネというニンジャマスターが居た。
長い冒険生活を終えた彼は、天寿を全うする前に、戦部島のゴルガイの城を改装して、自らを葬る鋼鉄墳墓を作り上げた。
鋼鉄墳墓にはカバネが集めた財宝が眠ると噂されているが、腕利きのニンジャを初めとした英雄が集わねば、
決して踏破されることは無いと言われている……

イゼルマイア帝国を大平原から放逐したPC達。彼らの内海の城に、長い調査を一段落させたモモツラが帰還した。
モモツラは、カバネの鋼鉄墳墓の情報をもたらす。
カバネの遺産の中から、ベルグークが持っていたモルトスのワンドの情報が得られるかも知れない。
PC達は倭閣に赴き、鋼鉄墳墓の調査に挑む。




NPC…ザマクサ=ミツルバ
    ゴルガイ=シャーン
    枯原ノ公卿
    ガラクト=マンナン

2005.5.28 封印の砂漠大海
入手XP:3600
収入:12000GP

【参加者】
ボル(塩) 
スタニスラーヴァ(Captain.Y)
グラン(9) 
シエン(ざんじ)
パトリック(がち)
【導入】
アルジーラには、古くから「天翔る船を作りしアールーン・マルジャジード」の伝説が残っている。
彼こそ人代(680-681)において、聖騎士エリエゼル達にジャマーシップを与えた魔術師である。
魔術師アールーンは晩年、自ら作りだした最後の船を何処かに封印したという。

アールーン最後の船の伝説を調査していた冒険商人・ギルフは、ついにその封印の地を特定し、発掘作業を続けていた。
前回の冒険でアールーンの船の必要性を知ったPC達は、モモツラらをギルフの許に派遣し、発掘作業への合流を予定していた。

しかし。
いよいよ総員がギルフの発掘キャンプへとテレポートする……という日になって、突如ギルフとの連絡が途絶えてしまう。
センディングも、またスクライもギルフには届かない。果たして彼の身に何が起こったのか? 
PC達は警戒しつつ、砂漠のキャンプへと向かう…

【発掘現場】
テレポートしたPC達が発見したのは、破壊されたキャンプ跡であった。
遺跡発掘現場に向かったPC達は、ビホルダーの亜種・スペクテイターが入口を守っているのを発見する。
〈真意看破〉 でそれがドミネイトされていることを察知した一行は、シエンのネゲートマジックで支配を破る。
ダマルルルンカスと名乗ったスペクテイターは、次のような情報を告げるのであった。
 ・自分はハイヴマザー・ゾンミサイターに召喚され、支配されていた。
 ・ゾンミサイター率いるビホルダー達は、イリシッド艦隊との戦いに敗れ墜落してきた、宇宙ビホルダーである。
 ・この遺跡に派遣されているのは、オキュラーマスターのヴァラントラテガル。アールーンの天空船を求めている。
 ・ほか、ビホルダーの構成と数など。
ダマルルルンカスは礼を言いつつ、故郷メカヌスへプレインシフトしていった。

遺跡に侵入したPC達は、銃眼越しに攻撃してくるガウスを撃退しつつ、ビホルダーとイリシッドの合成異形
「マインドウィットネス」と交戦。
しかし、フィンガーオブデス光線でグランが即死してしまい、一時撤退する。
その間、ギルフを魅了したヴァラントラテガルらは、着実に遺跡内の謎を解いていた。

翌日、PC達は改めてマインドウィットネスを撃破。奥にいたビホルダー2体も倒し、遺跡最奥を確保する。
そこにあったのは、デミプレーンへと通じるポータルであった。
パトリックのゲートクラッシャー能力でポータルを解析後、一行は異次元界へと飛び込む。

【砂漠大洋】
アールーンが作りだしたデミプレーンは、砂が海のように波打つ砂漠の世界であった。
波間をたゆたう石畳に乗って、PC達はプレーン中央の墓所へと向かう。
そこでは、ビホルダー達がギルフを使って調査を続けていた。
墓所の脇には、蜃気楼のような半透明の姿で、アールーンの天空船が揺らいでいる。

双方ほぼ同時に〈視認〉 した両軍は、遠距離から戦いを開始した!
しかし、ビホルダーの光線の飛距離は、グランが放つ長弓に遠く及ばない。
砂上を浮遊して接近する間に、無数の矢を撃ち込まれたガウスやマインドウィットネスが死んでいく。
間もなくビホルダー達もPCらを射程に捉え、壮絶な射撃戦となった。

一斉に飛来するビホルダーの消滅/殺人/石化光線。しかしボルは身軽に光線をかわし、
直撃を受けたPC達も、スタニスラーヴァがかけていたマス・スペルレジスタンスで魔力を振り払っていく。
ビホルダーの上級クラス「オキュラーマスター」であるヴァラントラテガルは、インサニティ光線、メイズ光線といった
合成光線すら放つが、これも通用しない。
ディスインテグレートに2つの光線を合体させた必殺技「オキュラーハンマー」をシエンに命中させ、呪文抵抗を
打ち破るも、シエンは見事セーブに成功して消滅を免れた。

頭上に飛び乗ったボルの拳、グランの矢、シエンのエナジーミサイルが体力を確実に削り、
ついにヴァラントラテガルも倒れた。

ギルフを正気に戻したPC達は、アールーンの天空船を実体化させ、これに乗り込む。
操縦席「ヘルム」に座ったスタヴァの操縦により、天空船ジャマーシップがついに飛び立つ!
次元界の境目を越え、割れた岩山から砂塵をまき散らしつつ、船は物質界の空を飛び始めた。

ジャマーシップを手に入れたPC達は、いよいよ宇宙へと発つ!

NPC…ギルフ 久々の登場。ビホルダーにチャームされ、遺跡踏破や船の発見を手伝っていた。
    ダマルルルンタス ビホルダー亜種のスペクテイター。PC達に支配から救われ、情報を提供した。

2005.9.24 SpellJammer!!
入手XP:2821
収入:3350GP

【参加者】
セフィア(レイネ)
ボル(塩) 
ブルー(Captain.Y)
シャルクー(9) 
メイ(ざんじ)
ドムル(がち)
ヴェルマイン(小六)
【導入】
ネラススペースの辺境を浮遊するクラスター惑星「ヴィアの噛み痕」。
その中に存在する巨大岩塊の一つに、モルトスのワンドは隠されているらしい。
カバネの日誌とマルジャジードの天空船を手に入れたPC達は、ついに宇宙へ飛び立つ!

【港町サヴェリアへ】
ギルフが操縦するジャマーシップで、PC達は港町サヴェリア(シナリオ「太古の影」に登場)に向かう。
港の酒場で一同を待っていたのは、運び屋のゾラと野郎どもであった。
ギルフに促され、ゾラは自分がかつて宇宙海賊であり、惑星ネラスに"落ちてきた"のだと語る。
格好の案内人を仲間にしたPC達は、街で装備を調え(デスモデゥの呼吸マスクなど)、ついに船を浮上させた!

【ワイルドスペース】
星の海の中、彼方に母星ネイラスを見る冒険者達。
ファンタジー宇宙では、大きな物体はその周囲に空気をまとったまま移動することができる。
船の動力である「スペルジャマーヘルム」が空気をリフレッシュするため、一同は宇宙でも
普通に活動することができるのだ。(*1)

一行はゾラの提案を受け、惑星オイディムスの月の一つ・コルネスに存在する、「ゴールドデブリス」という小都市を目指す。
まずは補給拠点を確保し、〈情報収集〉 も行うためだ。
(惑星間の距離は常に変動するため、渡航日数はダイスで決定する。セフィアがダイスを振り4日の旅に)
船は「クルージングスピード」と呼ばれる惑星間航行専用の速度に入り、星々が光の矢のように流れていく。

しかし旅の3日目、船は突如「タクティカルスピード」に減速する。何か大きな質量の重力圏に入ったのだ。
前方アステロイドの陰から、異様な姿の船が現れるのを〈視認〉 したPC達は、戦闘態勢に入る。
敵はイリシッドのクルーザー「ノーチロイド」1隻と、突撃艇「ボアワーム」3隻である。
まずセフィアが強弓でボアワームを射るが、船体の硬度に阻まれ効果が薄い。
続いてドムルがクラッシング・ハンドを使用。その威力にボアワームは移動を阻まれ、握りつぶされていく。
脱出を試みるPC達の船だが、スピードで勝るノーチロイドが肉迫する。
ノーチロイドは船体から触手を伸ばし、PC達の船を絡めとらんとしてきた。
それに対してブルー・セフィア・メイ・ボルらの前衛陣は、自ら宇宙空間に飛び出し、ノーチロイドに突撃をかけた!

触手内部の通路で、グリムロック兵やイリシッドらとの接近戦が始まる。
ついに触手は船を捕らえるが、そこでブルーの《強打》 +Leap Attack(などなど)が触手通路自体に炸裂!
凄まじいダメージを受けた触手は断裂し、PC達の船は自由になる。
同時に、サイオニクス攻撃を使うべくイリシッドらが船のハッチを開けた所に、待機したヴェルマインの
ディレイドブラスト・ファイアーボールが直撃。ノーチロイドは内部は爆発炎上、触手も失い、戦闘は終わった……かに思われた。

しかし燃える船内から飛び立ったのは、かつて戦ったことのあるイリシッドの生物兵器、
半イリシッドドラゴンの「クトーニアン・ドラゴン」であった!
船に追いすがるクトーニアンドラゴンを激戦の末に仕留め、PC達は再び宇宙の旅に戻った。

【ゴールドデブリス】
荒涼とした円盤形衛星・コルネ。その表面は黄銅鉱に覆われており、まるで宇宙に浮いた出来の悪い金貨のように見える。
この星にただ一つ存在する都市・ゴールドデブリスを支配するのは、不気味な人怪オーミアの、その名もシジア。
かつてスカベンジャー稼業をしていたシジアは、ヴィアの噛み痕に向かう船団を率いて、遺物や貴金属を掘りだしていたと言う。
顔の効くゾラに連れられて、一同はアダマンティンゴーレムが見下ろす中、シジアと会見する。
「かつて助けてもらったコトはあるが、恩はゾラの仲間に返し終えた」というシジア。
しかしオーミアが魔法やマジックアイテムを異常に欲することを知っていたヴェルマインは、機転を効かせて自らリサーチした
オリジナル呪文の提供を申し出る。それを気に入ったシジアは、情報を語り始めた。

岩塊が複雑に浮遊するヴィアの噛み痕を航行できる水先案内人――
それはドォーウォー(Dohwar)なる種族のペペという者だと言う。
それは、かつてPC達が次元都市ニンフェアで助けたことがある、魔法店店主だった。
一行はニンフェアへのゲートを開き、「ペペ’ズ アストロスタッフ ショッペ」に急行。
交渉の末、ペペを水先案内人として迎えるのであった。

【ヴィアの噛み痕】
コルネからヴィアの噛み痕への航行は、平穏なものであった。
やがてPC達の前に、薄い大気に包まれた岩塊の群れ、クラスター惑星「ヴィアの噛み痕」が現れる。
早速上陸したPC達は、先人エリエゼルが遺したと思われる石の塔を調査し始めた。
しかしそこへ、地中から異形の群が現れる!
蟲とも爬虫類ともつかぬ姿に、目のない顔、発達した生体武器……
それはフィーンドと関係すると言われる謎の異形、カイソンの一団であった。

PC達は船や塔を守りつつ、中型のカイソンを各個撃破。
さらに超大型の”カイソン=ベヒーモス”2体と増援が現れるが、これをも迎え撃つ。
イドビースト化すると同時に、ウルトラブラストの咆哮でカイソンの群を吹き飛ばすブルー。
超大型カイソンが振りかざす爪に耐え、正面から殴り合うセフィア・ボル・メイ。
乱戦の末にカイソン達は全滅し、PCらは惑星表面における拠点を確保したのであった。

しかし、モルトスのワンドが眠るのはこの惑星の地下……
カイソンどもが潜む、毒と粘液にまみれた巣穴の中なのだ!

*1 この法則により、中型サイズの生物もある程度の空気をまとうことができる。
   PCらが宇宙空間に放り出されたりしても、2〜20分は呼吸が可能である。(2版Spelljammer準拠)

NPC…

2005.11.3 死の杖が眠る星
入手XP:4630
収入:9000GP

【参加者】
セフィア(レイネ)
ボル(塩) 
シャルクー(9)>>後半グラン 
メイ(ざんじ)
ドムル(がち)
ヴェルマイン(小六)

ブルー(Captain.Y)
(途中参加)
【導入】
「ヴィアの噛み痕」表層を確保したPC達は、ゲートを利用してニンフェアと行き来しつつ、突入の準備を整える。
(占術でバロールの出現を確信し、冷たい鉄の武器を揃えるなど…)
ヴェルマインの秘術「Mantle of Egregious Might」(*1)でセフィアとボルを超強化したうえで、一同はカイソンの巣穴に踏み込んだ。

【カイソンの巣穴】
惑星地下の洞窟は、肉のような物質や粘液、粘液が固化したレジン、触手や穿孔によって構成されていた。
毒や酸を噴き出す袋状組織や、下級カイソンが飛び出してくる開口部に手を焼きつつも、PCらは奥へと突き進む。
やがて先行偵察中のボルが、”カイソン=ドレッドノート”や、サイオニクスを使う巨大脳髄生物”カイソン=ブレインチャイルド”と遭遇。

いよいよ本格的な戦闘が始まった。
(ここで遅刻していたブルーも参戦)
ブルー登場の初撃は、ディープインパクトに各種特技や能力を絡めたクリティカルヒット!
ダメージは120点以上を受けたドレッドノートは、大規模ダメージ判定に失敗して即死する。

一気呵成にカイソンの巣穴へと踏み込む一同。巣穴の最奥は、封印の地にふさわしい人工建造物の姿を残していた。
だが……そこに待ち受けていたのは、カイソン最強の強化スローターキング”スロータータイラント”であった!


接近戦・射撃・サイオニクス全てを使いこなすタイラントを、さらにカイソンどもが援護していく。
激しい闘いの末にこれを倒したPC達は、遺跡に隠された装置を起動した。
洞窟全体を震わせながら、石畳の中から浮上したのは……次元移動ポータルを備えた、不気味な古代モノリスだ!


本拠地に控えていた仲間の一人・ポータルや遺跡の専門家である”ゲートクラッシャー”パトリックを
呼び出した一同。慎重な捜索の末にポータルを起動させ、その彼方の封印空間へと踏み込んだ。

転移先は、暗黒のデミプレーン――時が止まったステイシス空間であった。
磨き抜かれた黒いクリスタルのような床。どこまでも広がる暗黒の先には、何か巨大な建造物があるようにも見える。
そこでPC達を出迎えたのは、悪鬼ベルグークにさらわれていた初代神聖皇帝・エリエゼルの魂であった。
エリエゼルは語る……

 ・この空間は確かに、かつて彼がモルトスのワンドを封印した次元界である。
 ・しかしそれはエリエゼルらが創造したものではなく、元々この「ヴィアの噛み痕」に存在しているものであった。
  (それは、かつてこの地にあってヴィアに滅ぼされた「死のカルト」に関係しているのかもしれない)
 ・この空間では、悪属性の生物は徐々に時間を奪われ、やがて完全な停滞(ステイシス)状態になってしまう。
 ・同時にその効果はワンドの時間も止めており、時間が流れ出すまでワンドを動かすことはできない。
 ・エリエゼルの魂を同行し、ベルグークはこの空間に踏み込んだ。しかし悪鬼はワンドを手に入れる前に、その時間を停止した。
 ・しかし、なぜかこの世界に時間が戻りつつある。

PC達が奥へと進めば、そこには奇怪な骨の祭壇と、巨大なワンド……モルトスのワンドがあった。
そしてその前では、悪鬼ベルグークと配下のデーモン達が時間を奪われ凍り付いている。
だが確かにエリエゼルの言葉通り、この封印空間に徐々に時間が戻りつつあった。
モノトーンの彫像と化していたベルグークの姿が、徐々に色彩を取り戻しつつあるのだ。

手に余る強敵・ベルグーク。
しかしここで撤退すれば、時間が完全に戻った後、ベルグークはモルトスのワンドを手に入れてしまう。
闘うしかない!!

決戦を決意したPC達は、ほんの数秒の余裕でも強化魔法を使い、ベルグークを待ち受ける。
そしてついに、ベルグークの全身から紅蓮の炎が噴き上がった!



時間を取り戻したベルグークは、混乱しつつもPC達に呪いの言葉を吐き、その剣を振るい始める。
徐々に事態を理解したのか、ベルグークの猛攻が始まった!
前衛に次々と大規模ダメージ級の斬撃が叩き込まれ、炎の鞭でクレリック・ドムルが引き寄せられる。
しかしPC達は粘り強く回復と戦線再建を繰り返し、徐々にベルグークの膨大な体力を削っていく。
ヴェルマインはクラス能力で華麗に移動しつつ攻撃呪文を連射し、ブルーは強烈なディープインパクトを繰り返す!

死闘の末ついに倒れ伏したベルグークに、ホーリー武器によるとどめの一撃が一閃!
ベルグークは断末魔と共に大爆発を起こし、消滅した!
かつて神聖帝国を襲撃し、カクランを冤罪に追い込み、皇帝達の魂を弄んだ悪鬼ベルグーク……
その最期の瞬間であった。

クレリックのドムルを中心に、慎重にモルトスのワンドを回収する一同。
多元宇宙を揺るがす「死の秘密」をこの世から消し去るべく、英雄達の旅は続く……!

*1 Complete book of Eldritch Might所収。
  「対象の頭部を火花散るオーラで包み、とんでもねえ力を与える」呪文。
  全ての能力値と攻撃ロール、セーブとACに+4の幸運ボーナスを与える。
  ボーナス名ゆえラッキーマントルなどとも通称されていたが、どう見てもスーパーサイヤ人。

NPC…エリエゼル=フォン=ゲルトガング 神聖帝国初代皇帝。かつて地表に現れたベルグークを倒し、モルトスのワンドを宇宙に封印した。

2006.4.16 モルトスのワンドを砕け!
入手XP:7200
収入:17000GP

【参加者】
セフィア(レイネ)
ボル(塩) 
シャルクー(9)
メイ(ざんじ)
ドムル(がち)
カツキ(小六)
スニーキット(Captain.Y)
【導入】
 ついにモルトスのワンドを手に入れたPC達。
 だがこれを破壊することができなければ、世界にもPC達にも平穏は無い……
 内海の城に帰還するようモモツラらから連絡を受けたPC達を待っていたのは、意外な訪問者――ゼーヴァ一行であった。

 ゼーヴァの情報を受け、PC達は再び炎の精霊界に旅立つ。
 精霊王イグニオスの居城にある「原初の炎」で、モルトスのワンドを破壊するのだ!


NPC…アザマール 炎の島を追われた、かつての巨人王。因縁の敵だったが、ついに炎の元素界で討ち取られた。その魂は炎巨人の神に捕縛されたという。

2006.6.18 決戦!! 万炎城
入手XP:10543
収入:10万4780gp
(膨大なコインを手に入れたため、
 今回のみ全アクティブPCで分配)

【参加者】
セフィア(レイネ)
ボル(塩) 
シャルクー(9)
メイ(ざんじ)
ドムル(がち)
スニーキット(Captain.Y)
カツキ(小六)

(リザーブ枠から交代・参戦)
クリステン(小六)
ヴェルマイン(小六)
【導入】
 エイザー王国の首都アロイポリスを、巨人王アザマールの包囲から救ったPC達。
 ゾーマルザイオンV世陛下は一同に礼の限りを尽くし、名誉国民として無期限の滞在を許可、ラト鋼のハンマーを貸し出した。
 ゼーヴァ達の連絡を待つこと数日。ついに黄銅城のスルタンは、精霊王イグニオス討伐の軍を出立させた。万炎城での決戦が始まるのだ!

 ゾーマルザイオンは、PC達に万炎城への極秘潜入経路を教える。
 万炎城が築かれている巨大なアースエレメンタルポケットは、かつてエイザー達の領土であった。
 それゆえその基部には、王国全盛期の女王・ジーメルシャメラ陛下の墳墓が存在しているのだ。
 エイザー達のみが知る遺跡入り口から地下道を遡れば、女王の墳墓を通って万炎城基部に潜入することができる。
 灰とマグマの峡谷でイグニオス軍とイフリート軍が衝突している隙に、万炎城の背後を突くのだ!


NPC…イグニオス 炎のアルコメンタル、邪悪なる精霊王。かねてより物質界侵略を企む、パーティーの宿敵だったが…ついに倒され、爆散。
            超新星化の後にスフィア オブ アナイアレーションと化した。
2006.11.25 Into the Abyss!
入手XP:8821
収入:24000gp

【参加者】
セフィア(レイネ)
ラーヴァ(塩) 
グラン(9)
ドムル(がち)
スタニスラーヴァ(Captain.Y)
ヴェルマイン(小六)
【導入】
イゼルマイア皇帝の操るスフィアオブアナイアレーションに対して、すんでのところでワードオブリコールを発動したドムル。
しかし……ドムルがとっさに宣言した目的地は「内海の城」であった。
本来なら次元界を超えることは出来ない、ワードオブリコール……呪文は失敗するはずであった。
だが、PC達は激しい衝撃に揺さぶられつつ、内海の城内に転送された!

実はこの時、城はカツキ救出のために炎の元素界へとプレインシフト中だったのだ。
ドムルらと城が同時にアストラルプレーンに突入したため、二つの次元移動効果が共鳴し誤作動している。
PC達が立ち上がる最中にも城は鳴動を続け……
ついにアストラルプレーンのとばりを破り、未知の次元界へと転移してしまった!

逆巻く突風、容赦なく物質を削り取る砂嵐。
ここは時のエネルギー界、多元宇宙の時間が渦巻く窮極の地だ!



NPC…ヴィモーゼン 大平原の伝説に残る、巨大ドラコリッチ。かつてPC達に復活を阻止され、その魂はアビスの一階層・タナトスにある
            「邪竜の墓場」で永遠の苦悶を続ける…はずだった。しかし竜骨魔団の秘術により復活、今度こそPC達に倒されることとなる。
アイアンリッチ・ゼビーア かつてはカルトオブザデッドの大幹部だったが、新たなアンデッド教団「竜骨魔団」に転向。機械アンデッドの姿で現れた!