作：Rui
ルイがイリスに会った次の日
ルイは海へと来ていた
姉フィリスと共に…
羽咲海浜公園
「…フィリス姉さん、あのイリスって人、何者なんですか？」
ふと口を開くルイ
「…ゴメンフィリア、私も詳しくは知らないの。」
「…そう、ですか。」
そう言った直後、後ろから声が聞こえる
「イリス＝リュ―ディアについて、知りたいのかしら？」
声の聞こえた方を向くルイとフィリス
「…貴女は？」
「私はセリス。セリス＝リュ―ディア。イリス＝リュ―ディアの姉よ。」
「イリスの、姉。」
名前を聞いて呆然とするルイ
それとは対照的に構えるフィリス
「構えを解いて。私は戦う気なんて無いから。」
「…フィリス姉さん、降ろして下さい。」
ルイの言葉に構えを解くフィリス
「ありがとう。…取りあえず貴女達が知りたいのは、イリスが水月唯を狙う理由かしら？」
セリスの言葉に頷くルイとフィリス
「…間接的だけど、私達の親を、殺されたのよ。…昔の彼女に。」
セリスの言葉に驚く２人
「イリスは、解っているんだけど………。」
「セリスさん、イリスは必ず止めます。私達ＳＫの名に掛けて。」
そう言うとそこから去って行くルイ
それに付いて行くフィリス
「…Saint
Knights。」
水月邸ロビー
「ルイ、何処行ってたの？」
「フェルミナ、ちょっとね。」
「そっ。」
他愛の無い会話を交わすと奥へと去って行くルイ
「………白い、空も、地面も、全て白い世界。何故私は、ここに居るの？」
続く
次回予告
全てが白い世界に１人居る唯
彼女はそこでとある人物に出会う
一方現実世界では３日と言う期限が迫っていた
次回第３節「水月唯」
おはよう、ルイ