MoonLightMagicGirl ACT10「現実の幻想の境界線」

作:Rui


Moon Light Magic Girl

ACT10「現実の幻想の境界線」

異空間

そこには金象と化した行方不明の女性達と魔族の女性の姿が有った
「フフッ、私のコレクションも随分増えた。けど、あの魔法少女は欲しいわね。」
そう言うと不気味な笑いを浮かべる魔族の女性
その傍らには金と化した弥生の象が有った

翌日

昼休みの屋上

そこには渚と春香の姿が有った
「ねぇ、渚。昨夜の事、夢じゃないんだよね?」
不意に問い掛ける春香
「・・・うん。新聞に載っている行方不明の人達も同じ風に。」
「・・・帰って、来るよね?弥生ちゃん。」
春香の言葉に黙り込む渚
「渚ちゃん。…何か、言ってよ。」
―親友が連れ去られて不安なのは解るわ。けど、彼女にあたらないで―
そう言いながら姿を現す風濫
「間宮先生。」
「大丈夫。こう言う時の為に、私やフェイト。それに渚が居るの。」
そう言うと同時に春香の手に何かを握らせる風濫
それに気付き口を開く春香
「間宮先生、これは?」
「危ない目に合いそうになったら強く握りなさい。良い?」
「あっ、はい。」
「うん、良い返事。」
そう言うと渚の方を見る
「渚。」
「・・・大丈夫です。春香、必ず弥生ちゃんを取り戻して、帰って来るから。」
春香に背を向けてままそう言い放つ渚
「・・・うん。」
そう言うと屋上から去っていく春香
「渚。もうすぐ昼休みが終わるわ。放課後は彼女を送ってあげて。」
「・・・はい。」
そう言うと渚も屋上から去っていく
渚が去ったのを確認して口を開く風濫
「さて、いつからそこに居たの?」
―最初から。そう言っておきますよ、お姉様―
女性の言葉にやれやれと言った感じで口を開く風濫
「楓ともう一人は?」
―既にこちらに来て調査中です。時期に合流します―
「ありがとう。貴女も、調査の方お願いね。」
―解りました、お姉様―
そう言うと女性の気配が消える
「・・・さて、そろそろ反撃かしら?」

その日の夜

公園

そこにはフェイトと渚の姿が有った
「フェイトさん、用件って何ですか?」
「間宮隊長から伝言を預かって来たの。」
「伝言、ですか?」
渚の言葉に頷くフェイト
「闇は、近い内に行動に出る。気を付けなさい。っと。」
フェイトから風濫の伝言を聞き口を開く渚
「解りました、気を付けます。」
「用件は以上よ。おやすみ、渚。」
「はい。また明日学校で。失礼致します。」
そう言うと去っていく渚
渚が去ったのを確認して口を開くフェイト
「居るんでしょ?水代。」
―バレてましたか―
そう言うと姿を現す水代と呼ばれた女性
「相手はどうなの?」
「現在は彼女が監視をしています。これから私も向かいますけど…。」
水代と呼ばれた女性が言葉を濁す
「何か不安なの?」
「いえ、特には。ですが、何か引っかかるんです。」
「…そう。とりあえずはありがとう、おやすみ。水代。」
「はい。」

翌日の学校

教室で授業を受ける渚と春香
ふと魔力を感じ自身と春香に結界を展開する渚
その直後周囲の生徒や先生の動きが止まる
「えっ?渚、何が起きてるの?」
「来たんだ。レイジングハート、行くよ。」
―Stand-by Ready Set up―
RHの電子音声の後、バリアジャケットを纏い、杖状のRHを手に持つ渚
それと同時にドアを開けて教室に入って来る風濫とフェイト
「良かった、二人共無事みたいで。」
「咄嗟に春香の分も合わせて結界を貼りました。」
渚の言葉に一安心する風濫
「とりあえず彼女の結界を強めの物に展開し直すわ。」
そう言うと直ぐに結界を再展開する風濫
「結構強力な結界ね。フェイト、連絡は?」
「無理ですね。寸断されています。」
フェイトの言葉に悩む風濫
「間宮先生。この結界からは出れないんですか?」
渚の言葉に口を開く風濫
「おそらく無理ね。外部もしくは内部から強力な力が加わらない限りね。」
風濫の言葉に口を開くフェイト
「ご自慢の妹君が気付いていればどうですかね?」
「…気付いていればね。っと、とりあえず移動しましょう。春香、貴女もよ。
大丈夫、貴女と共に移動するようになっているから。」
風濫の言葉に疑問を感じつつも立ち上がり数歩歩くと結界も一緒に移動する
「ねっ。」
春香に向かいそう言い放つ風濫

屋上

屋上に出てきた風濫・フェイト・渚に春香の4人
「…結構小さい割には高密度ね。」
結界を見てそう呟く風濫
「間宮先生。」
不意に口を開く渚
「渚。どうしたの?」
「試してみたい事が有るんですが、良いですか?」
渚の言葉に不思議に思う風濫
「この結界、破れそうなの?」
「…多分。けど、RHが言うには大丈夫だって。」
そう言うとRHに視線を移す渚
「…なら、やりなさい。思いっきりね。」
「間宮先生。ありがとうございます。」
そう言うとRHを構える渚
「行こう、レイジングハート。」
―OK―

続く

次回予告

結界に閉じ込められた学校
その学校を救う為に渚が取った行動は?
次回ACT11「闇を貫く星の光」
―いつだって、全力全開

つづく


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