MoonLightMagicGirl ACT1「魔法少女誕生」

作:Rui


―――私の名前は、月神渚(つきがみ なぎさ)
中学2年の14歳
他の人と何も変わらない普通な生活を送っていた

…あの人に会う迄は


Moon Light Magic Girl

ACT1「魔法少女誕生」



教室

「渚、おっはよう。」
「あっ、春香ちゃん。おはよう。」
「私も居るよ。」
「舞ちゃん。」

―――私は月神渚。
市内の中学に通う14歳
お友達の柚木春香ちゃんに黒月舞ちゃん
とっても仲良しな3人組

「渚、春香。最近多くなったの知ってる?」
ふと話題を切り出す舞
「女性の探し人、だよね?」
春香の言葉に頷く舞
「お父さんが言ってた。1ヶ月で20人だって。」
次いで口を開く渚
「もしかして…。」
口を開く春香に緊張の面持ちになる渚と舞
「悪い魔法使いさんの仕業だったりして。」
春香の言葉に崩れ落ちる渚と一瞬険しい表情になるが、崩れ落ちる舞
「春香〜、流石にそれは無いでしょう。」
「そう、かな?」
そんな感じで話しをしているとチャイムが鳴り先生が入って来る

放課後

―また明日ね〜―
―ばいば〜い―
下校する生徒達の声が聞こえる
「舞、春香。また明日ね〜。」
「うん。」
「またね〜。」
舞・春香と別れ帰宅の途に付く渚

ふと公園を通った時に、草むらに誰か居る事に気付く
「どなたですか〜?」
そう言いながら覗くと、そこには女性が倒れていた
「だ、大丈夫ですか!」
「あ、貴女は?」
女性が問い掛けて来る
「えっ?渚。月神渚です。そんな事よりお姉さんが!」
「私は、もう長くない。足を、見て。」
女性の言葉に女性の足元を見る渚
すると女性の足元は石へと変わっていた
「えっ?これって…。嘘、ですよね?」
「いいえ、事実よ。」
そう言うと1つの宝玉を取り出す
「ベルガ式アームドデバイス“Lunatic Heart”。貴女に、これを託すわ。」
女性の言葉に戸惑う渚
「お願い。私の、意志を…。」
「…お姉さん。…はい。」
渚の返事を聞き口をひらく女性
「我が名はレイル=ラングート。我が名に於いて汝月神渚に我がデバイスを継承せん。
…許可を。」
「…はい。お姉さん。いえ、レイルさん。」
「…ルナティックハート。彼女が貴女の新しいマスターだよ。」
―My best regards my main(よろしくお願いします、マイマスター)―
「…うん。こちらこそ。」
「…ごめんね、皆。」
そう言うと全身が石と化すレイル
「レイルさん。」
―Master―
ふとルナティックハートに呼びかけられる渚
「何?どうしたの?」
―The enemy is approaching(敵が接近中です)―
ルナティックハートの言葉に草むらから出る渚
「行こう、ルナティックハート。」
―OK The preparation?(了解。準備は?)―
「大丈夫。行けるよ。」
―Wake Up―
電子音声がそう告げると同時に光に包まれる渚
光が消えると、バリアジャケットを纏った渚の姿が有った
全体的に蒼を基調としたカラーリングで有る
「うわ〜、本当に魔法使いって感じ。っと、それよりも。」
そう言うと遠くを見る渚
「来てる。ルナティックハート、レイルさんを守る事って、出来る?」
―Depending on the main magic though [musukai] can be developed.―
(結界を展開する事が出来ますが、主の魔力次第です)
「えっと、敵と戦うのと一緒に使うと、どうなるの?」
―The magic consumption becomes early. Both both of they, effects decrease.―
(魔力消費が早くなります。それと、双方共に効果が低下します)
ルナティックハートの返答を聞き驚く渚
「それじゃあ、どうしたら…。」
悩む渚
―Master It comes(マスター、来ます!)―
ルナティックハートの言葉に視線を空へと移す渚
そこに居たのは…
「…人?翼の生えた。」
そんな疑問を浮かべると同時に渚の目の前に一瞬で降り立つ翼を持つ者
咄嗟にルナティックハートを構える渚
「あら、可愛いわね。それで居て魔術師。…美味しそう。」
翼を持つ人物がそう言うと姿が女性の人に変わる
そんな女性を見て奮える渚
「あら?震えちゃって可愛いわね。」
そう言いながら渚に迫る女性

続く

次回予告
魔法少女への変身。そして戦い
ピンチな渚に元に現れる仮面の女性
彼女は一体?
次回ACT2「初陣〜仮面の騎士〜」

―貴女の心に、届けこの想い―

つづく


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