Schap ACT.25 confession

作:幻影


「私を許さない・・・ずい分と強気な言葉ね。」
 憤慨しているますみの様子に対し、リリスはあくまで余裕を見せていた。
(怒りによる力の向上ね。今まで以上の力になってるわ。でも、メフィストには及ばないわ・・)
 笑みを強めるリリス。メフィストが身構えて、力を解放しているクラウンに駆け寄る。
 そのとき、クラウンが即座にメフィストの動きに気付き、瞬発力を発揮して伸ばしてきたメフィストの手をかわす。大きく飛び上がり、間合いを取って着地する。
「速い・・!」
 その速さに幻も驚きを隠せなかった。鍛えられている彼の動体視力でも、クラウンの動きを追うのがやっとだった。
「そんな・・私の動きを上回るなんて・・・そんなことはありえない。」
 いきり立ったメフィストが再度クラウンに向かって駆け出す。その間、石化の効果をもたらす第3の眼を開けるようにしておいた。
 突き出された手を次々とかわすクラウン。その隙を狙って、メフィストが額の眼を開こうとする。
 そこへクラウンが彼女の額目がけて手を突き出してきた。虚を突かれたような面持ちを見せながら、メフィストがとっさに額の眼を閉じる。
 眼球への直撃は避けられたものの、額に痛烈な打撃を受けるメフィスト。突き飛ばされ、そのままの勢いで昏倒する。
「メフィスト!」
 リリスの声にメフィストが顔を上げる。クラウンが間髪入れずに、彼女に向けて力を発動しようとしていた。
 危機感を覚えながら、メフィストが瞬間移動を使用する。一気に背後に回りこみ、今度こそ石化をかけようとする。
 しかしクラウンが振り返り、彼女に右手を突き出す。石化の波動をかけられると反応し、彼女は再び瞬間移動を使って回避する。
「そんな・・・メフィストが全然追いつけないなんて・・・こんなことって・・・!?」
 あまりの劣勢に余裕がなくなるリリス。彼女の横に焦りの色を見せているメフィストが移動してくる。
「リリス、ダメよ・・あの子、速さも力もどんどん上がってるわ・・・」
 息を荒げるメフィストの言葉を聞いて、リリスは苦笑いを浮かべる。
「仕方がないわ。ここは退くことにするわ。私たちに敵対するスキャップが1人減ったことだし。ますみもハルもすぐに私とメフィストが固めてあげるから。」
 そう言い残したところで、瑠美那との戦いを終えたハルが駆けつけてきた。
「リリス・・・ユキ・・!?」
 視線を巡らせたハルが、氷像となっていたユキの姿に眼を疑った。
「まさか、リリスが・・・!?」
「そうよ。でも気に病むことはないわ。あなたたちも近いうちに固めてあげるからね。」
 愕然となっているハルに、リリスが妖しく微笑んで答える。そしてメフィストとともに姿を消した。
 ハルはリリスたちを追おうとはしなかった。踏みとどまり、凍てついたユキに振り返る。
「ユキちゃん・・・」
 ますみがユキを見て涙を浮かべていた。ハルも幻も憤りを感じずにはいられなかった。

 騒然と混乱であふれ返っている霜月学園。その女子寮も取りとめがつかない状態に陥り、今ではほとんどの部屋がもぬけの殻となっていた。
 そのため、幻はますみたちの部屋に入ることにさほど抵抗を感じなかった。彼とますみ、ハルはユキを部屋に連れ込んだ。
 どんない熱を与えても彼女の凍結が解かれることはない。氷に抱かれたまま、一生を長らえなければならないのである。
「ユキちゃん・・・あたしがちゃんと守って上げられなくて・・・ゴメン・・・」
 金の像となっているルイの横に置いたユキを見つめて、ますみは再び沈痛の面持ちを浮かべる。
「ますみ・・・」
 困惑を見せながら、幻が後ろから彼女を抱きとめる。その抱擁に彼女が戸惑いを見せる。
「スキャップの存在は認めざるを得ないと悟った。その力が己に対しても危険な諸刃の力であることも。」
「幻ちゃん・・・」
「お前にはもう、ユキさんのような苦しい思いをさせるわけにいかん。これからはオレはお前を守っていきたいと思ってる。」
 幻の決意を込めた言葉に、ますみの心は大きく揺れた。
「オレはクラウンやメフィストといったスキャップには及ばないかもしれない。しかし、お前1人を守れないような無様な男にはなりたくない・・・!」
 自分の中にある思いを秘めて、幻がますみを強く抱きしめる。直向な彼の気持ちに抱かれて、彼女の流す涙は悲壮から次第に愛情のものへと変わっていた。
「幻ちゃんは絶対に弱くなんかないよ・・・あたしなんかより、ずっとずっと強いから・・・」
 心の中にある強さと弱さを感じながら、愛の抱擁を交わすますみと幻。2人の姿を、ハルは苦笑を浮かべながら見つめていた。
(全く・・見せ付けてくれるものだ・・・私もそんな気分に浸りたかったな・・・)
 心密かに一途な願いを秘めて、ハルは覚悟を決めた。リリスとの戦いに、柚木町の因縁に決着をつけるために。

 街のビルの屋上から、リリスとメフィストは眼下の人々の様子をうかがっていた。慌てふためいているその様子を見て、彼女たちは妖しく微笑んでいた。
 その背後にデュールが降り立ってきた。
「ユキちゃんを固めてきたんだって?」
「えぇ。あと、ますみのお友達のさくらって子も石にしてきたわ。」
 デュールがたずねると、リリスは振り返って答える。
「でも、ますみんに見事にやられちゃったみたいだね。」
 その言葉にリリスの妖しい笑みが消える。
「あまり私をからかうものではないわ。それとも、あなたもそろそろ固められたいのかしら?」
「ちょ、ちょっと待ってよ!私はただ事実を言っただけだよ〜!怒ったんなら謝るけどさ。」
 力を使う素振りを見せるリリスに、デュールが慌てる。
「ウフフフ、冗談よ。あなたがからかってくるから、お返ししてみたくなったのよ。」
 リリスが再び微笑むと、デュールは安堵してため息をつく。
「そんな冗談はさておいて・・デュール、あなたにやってほしいことがあるの。」
「何なりと、マスター。」
 リリスの言葉にかしこまるデュール。
「もうすぐますみたちとの戦いが始まるわ。あなたにはますみかハル、どちらかの相手をしてほしいの。」
「ますみんかハルちゃんかね。でも、どっちをやったらいいの?」
「それはあなたに任せるわ。私は余ったほうを相手するから。」
「分かったよ。それじゃ明日、やってきたら相手をするからね。」
 デュールはそういって飛び上がり、姿を消した。リリスは小さく頷いて、再び街を見下ろした。
(あと少しで世界は私たちのもの。ますみとハルを倒せば、おそらく私に敵うスキャップは存在しなくなる。)
 世界の手中に酔いしれるリリス。メフィストも横でその喜びを待ちわびていた。
(楽しみだわ。世界が私を中心にどんな風に動くのか。しっかり見届けてあげるからね。)

 リリスの支配が本格化した悪夢のような日から翌日。
 朝日が昇ろうとしていた頃、幻は精神集中をしていた。周囲、自分自身への意思を確かめるため、彼は常に鍛錬を欠かさなかった。
 そんな彼が寮の前で集中していると、ますみが寮から出てきた。
「おはよう、幻ちゃん。朝、早いんだね・・」
「常日頃が鍛錬だからな。一瞬の油断が命取りになりかねないからな、武術というものは。」
 挨拶をしてきたますみに、幻は集中を解いて振り返る。
「そういうお前も早いな。朝に弱いわけでもないが。」
「うん。ちょっと眼が覚めたら、2度寝ができなくて。それで気がついたら幻ちゃんが外に出て行くのが聞こえたから。」
 屈託のない会話をする2人。笑みをこぼしてから、2人は太陽が照っている空を見上げる。
「思い出すよね、幻ちゃん。」
「ん?何がだ?」
「子供の頃、幻ちゃん、大きな木に登ってその枝の上に立ってたんだよね。でもバランス崩して落ちて、下の枝の葉がクッションになって、そこへあたしが飛び込んで助けたんだよね。」
「あぁ。そうだったな。その後オレはオヤジにたっぷりとしぼられた。気を緩めたことに加えて、女に助けられるという無様をさらしたことでな。」
 苦笑する幻に、ますみが微笑む。昔話に花が咲き、2人の脳裏に幼い日々の思い出がよみがえる。
 祭り、稽古、勉強、遊び。ありとあらゆる日々が繰り返され、そして今に至っている。
 積み重ねられてきたたくさんの思い出。そしてそれらはこれからもさらに積み上げられていく。
「オレとお前は、あんた輩には決して負けない。心身ともにな。」
「そうだね。リリスなんかに、絶対負けないんだから。」
 その思い出を胸に秘めて、ますみと幻は決意する。リリスを倒し、また楽しい日々を過ごすことを。

 安堵を感じながら、ますみと幻は部屋に戻る。
「ただいま、ハルちゃん。ゴメンね。今から朝ごはんの準備するから・・・」
 ますみが部屋に入ってきたところで足を止める。ベットで寝ているはずのハルの姿がない。
「ハルちゃん・・・?」
 ますみが周囲を見回すが、ハルの姿はどこにも見当たらない。
「ハルちゃん、どこに行っちゃったの・・・?」
「まさか、リリスと戦いに行ったのでは・・!?」
 推測を口にした幻に、ますみが不安の色を浮かべる。たまらず部屋を飛び出したますみとそれを追う幻。
 廊下を駆け回り外に出るが、彼女はどこにもいない。
「ハルちゃん、ホントにリリスのところに・・・!」
 次第に不安を募らせていくますみ。幻とともに必死にハルの行方を探す。
 そのとき、ポケットに入れていたますみの携帯電話のベルが鳴る。少し驚きを見せながら、彼女は携帯電話を取り出す。
 それはメールの着信を知らせるものだった。送信者は、
「ハルちゃん・・・!」
「何っ!?」
 ますみが口にした声に幻が驚く。開いたメールには、ハルの一途な気持ちが込められていた。

“ますみ、今までありがとう。復讐に囚われていた私に再び笑顔をくれたのはお前だった。お前の笑顔は、周りに喜びと生きる希望を与えてくれるものだ。だから、お前はみんなのために生きていてほしい。おそらく私はリリスに負けるだろうが、ただで敗れるつもりはない。私が必ずヤツを追い込むから、お前が希望をつかんでほしい。いろいろ迷惑をかけてすまなかった。お前が作ってくれた料理、おいしかったぞ。”

「ハルちゃん、あたしもハルちゃんに感謝してるよ・・・」
 メールを見た後、自分の携帯電話を胸に抱くますみ。
「しかし、1人でリリスに挑むのはあまりにも無謀だ。急いだほうがいい。」
「そうだね、幻ちゃん。」
 幻の言葉にますみは頷き、ハルとリリスを求めて駆け出す。その眼前にデュールが飛び降り立ちふさがる。
「デュ、デュールちゃん!?」
 ますみと幻が足を止め、デュールを見つめる。
「やぁ、ますみん。また会ったね。」
「悪いんだけどデュールちゃん、あなたの相手をするつもりはないの。どいて。」
 無邪気に微笑むデュールに構わず、ますみは先を急ごうとする。しかしそこへデュールのスキャップ、メルディが姿を現す。
「悪いけど、ますみんの相手は私だよ。ハルちゃんとマスターの勝負の邪魔はさせないからね。」
 微笑むデュール。かすかに桃色の吐息をもらしているメルディ。
「どいて。じゃないとあたし、デュールちゃんでも・・!」
「私でも倒すの?いいよ。それが私の希望なんだから。」
 憤りをあらわにするますみに、デュールは喜びを見せる。
「それじゃ行くよ、ますみん。」
 彼女が戦う意思を見せると、身構えていたメルディが口から桃色の霧を吐き出してきた。たとえ石化の効果が通じなくても、視界をさえぎるには十分だった。
 しかしスキャップ効果の耐性のない幻は、身をひるがえして霧を回避する。ある程度の距離を置いたますみは、デュールがいると思われる場所を見据えて意識を集中する。
「クラウン!」
 ますみの呼びかけで白い少年が姿を現す。しかし既にデュールとメルディの姿は桃色の霧に紛れて見えなくなっている。
「ダメだ。霧のせいで位置が分からない。的確に当てないと、逆にあの霧が舞って僕が石化されてしまうよ。」
 クラウンの言葉にますみも焦りを見せる。
 デュールもメルディにもますみたちの居場所が見えていなかった。しかしこうして桃色吐息を吐き出していれば、いつかクラウンを取り巻いて石化を成功させることになる。
 彼女たちは自分たちの周囲に注意を払っていればいいと考えていた。
 桃色吐息の影響で、近くの草木がピンクの石に変わっていく。その調子でクラウンも次第に石化させられるはずだった。
 そのとき、デュールの眼前をすり抜けて、メルディを背中から突進してきたものがあった。幻だった。
 彼は気配を殺して近づき、クラウンの石化に気が向いているメルディに痛烈な打撃を見舞ったのである。
「あなた、いつの間に・・・!?」
 背中を痛打されて前のめりに倒れ込むメルディ。その姿にデュールが驚きを隠せなかった。
「背後から敵を打つのは、オレの性分ではないのだがな。生憎、背に腹を代えている場合ではないのでな。」
 立ち上がり振り向いた幻が、真剣な面持ちでデュールに言い寄る。
 メルディが身動きが取れなくなったため、周囲に散布されていた桃色の霧が次第に晴れてきた。
「これって・・・もしかして、幻ちゃんが・・!?」
「今だ、ますみ!早くしろ!」
 当惑を見せたところを幻に呼びかけられ、ますみは落ち着きを取り戻して頷いた。
 彼女の意思を受けて、クラウンはメルディの位置を探った。霧が晴れ、彼の眼にうなだれている桃色の河馬の姿が映る。
 そこ目がけてクラウンは石化の波動を放った。衝動にあおられた後、メルディの体が桃色から灰色に変わる。
「メルディ・・・!」
 愕然となるデュール。足取りがおぼつかなくなっている彼女を、ますみと幻が沈痛の面持ちで見つめている。
「急ごう、ますみ。オレたちには時間がないんだ。」
「うん・・・」
 幻の言葉を受けて、ますみはこの場を後にしてクラウンとともに走り出す。幻は石化したメルディを見下ろす。
「許せ。できることならこうしたくはなかった・・・」
 そう告げて幻は拳をメルディに叩き込んだ。灰色の河馬が粉々に粉砕される。
「だがこれもお前が望んだ力・・その代償だ。」
 幻はデュールに視線を向けずに歩き出す。彼の背後では、動揺をあらわにしている彼女の体が桃色の石に変わり始めていた。
「これが・・石になるってことなんだね・・・でもいいよ・・石化のきっかけがますみんにあるんだから・・・」
 石に変わり果て、思うように動かせなくなった自分の手を見て、デュールは小さく微笑んでいた。
「いろいろ楽しかったよ、ますみん・・・あなたの石化はすばらしかったよ・・・」
 その笑みを崩さないまま、デュールは石化を受け入れた。頬も瞳も桃色に変わり、彼女は完全な石像と化した。
 生の活動を途絶えた彼女の姿を眼にせずに、幻はますみを追って駆け出した。

 街外れにある体育館。イベントのないこの場所は、小さな物音も反響するほどに静かだった。
 その中心に、ハルとリリスは向き合って対峙していた。彼女たちは今、世界の命運を賭けた戦いを始めようとしていた。
「わざわざ1人で来るなんて、デュールの手間が少し楽になりそうね。」
「足止めの刺客を送っていたのか。だが何にしても意味はないな。足止めしなくとも私は1人で来たし、ますみはデュールには負けない。」
「信じているのかしら?ますみのことを・・」
 リリスが妖しく微笑むと、ハルは不敵な笑みを見せて頷く。
「そう。まぁいいわ。とにかくあなたは、私にかかって固められるのよ。」
 リリスの笑みが強まり、彼女の背後からメフィストが飛び出してきた。
「ラビィ!」
 ハルもラビィを呼び出して身構える。ラビィが向かってくるメフィストに狙いを定め、耳から光線を放つ。それをメフィストは姿を消してかわす。
 ラビィの眼前に瞬間移動してきたメフィストが第3の眼を開く。
「悪いけど、あなたとは遊び飽きてるのよね。」
 妖しい笑みを見せるメフィストの額の眼が、ラビィの姿を捉える。
(後は任せたよ・・ますみ・・・)
 ハルは全てをますみに託し、スキャップの運命を受け入れた。ラビィの体が手足のほうから徐々に灰色に変わり始めた。
「さぁ、石になりなさい、ウサギさん。柚木町の人たちのようにね。」
 妖しく微笑むリリスとメフィストに見守られて、ラビィが完全に石化した。

 ますみと幻が駆けつけた体育館。彼女たちが見たのは、灰色に変わり果てたラビィがメフィストの手によって倒されたところだった。
「そんな・・・!?」
 愕然となるますみの眼の前で、ラビィが倒れて粉々になる。
「ハルちゃん!」
 ますみはたまらずハルに駆け寄った。ハルが呆然としたまま振り返り、リリスとメフィストが妖しく微笑む。
「あら、ますみ、久しぶりね。でも残念。ハルはもう手遅れよ。」
「そんな・・・ハルちゃん!」
 ますみがハルに叫ぶ。するとハルが小さく笑みをこぼす。
「ますみ・・・」
 ハルは微笑んだまま、ますみに耳元で囁く。彼女の言葉にますみが眼を見開く。
「ハルちゃん・・・!?」
 驚きの面持ちを見せるますみに、ハルが満面の笑みを見せる。
「私は、お前を信じぬくからな。お前と幻とで幸せになってほしい・・・」
「ハルちゃん・・・」
 ますみが困惑を見せている中、ハルは微笑んでいた。
(トモ、すまない・・私、みんなを助けられなかった・・・けど、私の代わりにみんなを助けてくれるヤツと知り合ったよ・・・)
 胸中で柚木町のことを、親友のトモのことを思い出すハル。彼女の体が淡く光りだしていた
(フフ・・こんな笑顔を見せたのは、本当に久しぶりだよ・・・)
 彼女の笑顔が、まばゆいものとなった光の中に消えていく。ますみが眼を向けた先の床には、ぬいぐるみとなったハルが置かれていた。

つづく

Schap キャラ紹介25:リリス・フェレス
名前:リリス・フェレス 
よみがな:りりす ふぇれす

年齢:24
血液型:A
誕生日:1/1

Q:好きなことは?
「みんなを石にすることね。みんなが怯えたり怖がったりするのを見るのは心地いいわ。」
Q:苦手なことは?
「思い通りにならないのはちょっとね。でもそんなことはほとんどないから。」
Q:好きな食べ物は?
「好き嫌いは特にないわ。でもあまりに汚らしいのは遠慮するわ。」
Q:好きな言葉は?
「革命」
Q:好きな色は?
「金と銀」


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