Schap ACT.24 revenge

作:幻影


 ハルとラビィと対立している瑠美那のスキャップ、フリージング・メイデン。彼女が伸ばした右手に吹雪の柱が立ち上り、氷の刃となって握られる。
「フリージング・メイデンは、吹雪や冷気だけでなく、この氷の刃でも対象を凍てつかせることができます。切られた傷口から徐々に凍結を広げていきます。」
 瑠美那が淡々とフリージング・メイデンの能力を説明する。
「それだけではありません。彼女の凍結手段は千差万別です。例えば・・」
 瑠美那が視線を人ごみが残っている学園の塀に向けると、フリージング・メイデンが刃を振り抜く。すると白いかまいたちがその先の女生徒たちに向かって飛んでいく。
 思わず身を守る体勢を取ろうとした彼女たちを、かまいたちが包み込んでいく。そして彼女たちとその周囲を白く凍てつかせてしまった。
「他にも方法は何種類もありますよ。分かっていても用心しなければならない。油断は禁物ですよ!」
 瑠美那とフリージング・メイデンの狙いが、ハルとラビィに移される。ハルとラビィは飛んできた氷のかまいたちを跳躍してかわす。
 ハルはすかさず、フリージング・メイデンに飛びかかる。その動きを読んでいたフリージング・メイデンが両手をかざし、氷の壁を作り出す。ハルは突如現れたその壁にぶつかり、弾かれる。
 これもフリージング・メイデンの凍結手段のひとつでもあった。その壁に触れたものを凍てつかせてしまうことが可能なのである。
「くそっ!何というスキャップ能力だ・・これではラビィが迂闊に近づけないぞ・・・!」
 あらゆる攻め手に毒づくハル。彼女の眼の前で、フリージング・メイデンが氷の刃を地面に突き立てる。
「ん!?ラビィ!」
 危機感を覚えたハルが叫び、ラビィが大きく飛び上がる。その足元にあった地面から、無数の氷の刃が出現する。
 この氷の刃に突き立てられたら、ハルはこれまでだっただろう。
(何でもありだな!近・中・遠距離・・どこにいても狙い撃ちだぞ!)
 打つ手を見出せなくなり、ハルに焦りの色が浮かび始める。
「覚悟はできましたか?分かっていてもかわせなければ意味はありません。」
 瑠美那が小さく微笑む。互いの糸口を探るハルが、校舎のほうへ駆け出した。
「逃がしません。」
 瑠美那も彼女を追いかけた。

 葛藤にさいなまれるユキ。フブキにも言いとがめられて、彼女への気持ちとますみへの憎悪が、ユキの心の中を駆け巡っていた。
 迷いを見せているユキに、ますみも幻も動揺を隠せなかった。
「ユキ、お願いだからやめようよ!ルイさんのことを大切に想っているなら、なおさら!」
 フブキが切実に願うが、ユキは歯がゆい面持ちを見せる。
「私の・・私の何が分かるっていうの!?」
 その悲痛の叫びに、フブキが愕然となる。
 スキャップは心の分身。その人の心の中に隠れている移し身である。スキャップを否定することは、自分の本当の心を否定することにつながる。
 ユキに否定されたと直感したフブキの顔に絶望の色が浮かび上がる。その様子を見て、ユキが我に返る。
(あ〜あ、やっちゃったね。)
 その様子を、リリスが妖しく微笑みながら見つめる。
(スキャップは能力者の信頼、心の強さによって、能力が強弱される。だからスキャップを否定したら、その力は弱くなる。でも、能力者が精神的に弱まっていたのなら、それは・・)
 その眼前で、突如フブキに異変が起こる。
(スキャップの暴走を引き起こすのよ。)
 フブキの髪が舞い上がり、体が淡く白い光に包まれる。白い霧が彼女の周囲に収束されていく。
「フブキ・・・!?」
 ユキがしばし呆然となりながら、フブキに問いかける。
 その直後、フブキをまとっていた冷気が周囲に広がり、木々や建物を凍てつかせる。
「これは・・!?」
「ユキ、やめて!」
 幻が後退しながら驚愕し、ますみがユキに叫ぶ。
「ち、違う!私じゃない!フブキが勝手に・・・!」
 ユキが反論しながら、力を振るっているフブキに意識を傾ける。
「・・止まらない・・・!?」
 しかしフブキの暴走は止まらず、ユキはただ愕然となる。
「ムダよ。もう、あなたのスキャップは止まらない。」
 そこへ妖しい笑みを見せるリリスが口を挟む。
「ユキは自分のスキャップを否定してしまった。否定されたスキャップは、能力者の精神面とシンクロして暴走を引き起こすのよ。もう能力者自身でも止められないわ。」
 彼女の語った説明に、ますみと幻が愕然となる。フブキはユキの意思に反して、力を暴走させていた。
「お願い、ユキちゃん!何とかしてフブキちゃんを止めて!」
 ますみが必死にユキに呼びかける。ユキも何とかフブキを治めようとするが、暴走は止まらない。
「ユキちゃん・・・クラウン、何とかできないの!?」
 当惑を見せるますみがクラウンに視線を送る。しかしクラウンは沈痛の面持ちで首を横に振る。
「リリスの言うとおりだよ。心の傷と同じで、スキャップへの信頼の修復は、そう簡単にはできない。スキャップを壊さない限り、もう暴走は止められない。」
「そんな・・・!」
 クラウンが告げた事実に、ますみが愕然となる。
「フブキが・・フブキが・・・イヤアッ!」
 ユキがたまらずフブキに駆け寄る。解き放たれる冷気を浴びせられて、ユキが苦痛を感じる。
(痛い・・・これがフブキの心の痛みなの・・・違う・・これは、私の心の痛み・・・)
 痛みを覚えながらフブキと自分自身の心を察するユキ。心を凍てつかせた力は、無数の針が体に突き刺さるような激痛を与えていた。
(ゴメンね、フブキ・・・私が1番に信じてあげなくちゃいけなかったのに・・・)
 猛吹雪と凍てつく衝動に押されながらも、ユキはフブキに手を伸ばす。そして自分のスキャップを強く抱きしめる。
「フブキ!私は、フブキを、自分自身を信じるから!」
 ユキが必死にフブキに呼びかける。しかしその声はフブキには届かず、未だに暴走を続けている。
「これからずっと一緒にいるから!だから戻ってきて、フブキ!」
 願いと悲痛を込めたユキのこの声が届いたのか、フブキの暴走と力が少し弱まる。吹き荒れていた猛吹雪が止み、木々を凍てつかせていた氷の屑がこぼれ落ちる。
「フブキ・・・」
 ユキが無表情のフブキの顔を見つめる。ユキはそんなフブキと、先程の自分とを重ねる。
 姉、ルイを失ったことで、彼女はひどく傷ついていた。深く刻み付けられた傷跡は簡単には癒えず、自分の分身であるフブキにも、その憤りをぶつけてしまった。
 そんな憎悪に満ちた自分の間違いを悟り、ユキはフブキに、そしてルイの言葉に耳を傾けた。
(ユキ・・・あたしはアンタを信じてる・・・)
 するとルイのいつもの気さくな声が聞こえてくる。あいも変わらない姉の姿と声に、ユキは次第に安堵を感じていく。
 その想いを伝えていくように、ユキがフブキを抱きしめる。
「フブキ・・私はあなたを信じるよ・・・お姉ちゃんが私を信じてくれているように。」
 その言葉と想いに、フブキの眼に光が戻った。
「ユキ・・・!」
 我に返ったフブキも、眼に涙を浮かべているユキを抱きしめた。その瞬間、舞い上がっていた吹雪が弾ける。それは粉雪となって、空から舞い落ちてきていた。
 その中心でユキとフブキが抱き合ったまま座り込む。暴走していた力が解かれ、凍てつかせていた木々や生徒たちを解凍した。
「ユキ・・ゴメンね・・・私、ユキのことを信じてあげられなくて・・・」
「ううん!フブキ、悪いのは私のほうだよ・・・」
 涙を流しながら、互いを思いやるユキとフブキ。自分自身の和解に、ますみも眼に涙を浮かべ、幻も安堵を見せていた。
(全く・・)
 それを目の当たりにしていたリリスが、笑みを消さずに意識を傾ける。それを受けたメフィストが、クラウンに向けて飛び込んできた。
「しまった!うわっ!」
 虚を突かれたクラウンが突撃を受けて飛ばされる。
「クラウン!」
 ますみが叫び、幻、ユキ、フブキも振り返る。
「ますみ!」
 クラウンの危機にユキが立ち上がる。スキャップ能力者は、他のスキャップの効果を受け付けないことを利用して、彼を助けようと考えた。
 そこへリリスが彼女の首をつかむ。
「キャッ!」
 悲鳴を上げるユキをそのまま持ち上げるリリス。首を締め付けられてあえぎながら暴れるも、ユキはこの拘束から逃れることができなかった。
「ユキ!」
 フブキがユキを助けようと突進する。吹雪をかけてもリリスに効かないことは分かっていたからだ。しかし彼女の打撃はリリスに通じず、逆に足で振り払われてしまった。
「フブ・・キ・・・」
 苦痛を覚えながら、ユキが声を振り絞る。
 幻が彼女を助けようと駆け出す。するとリリスがポケットからナイフを取り出し、ユキに突きつける。
「そこから少しでも入ってきたら、ユキの命はないわよ。」
「ぐっ・・!」
 妖しく微笑むリリスを前に、幻は足を止めて歯ぎしりするしかなかった。

 ハルを追って校舎に入ってきた瑠美那。廊下はさほど広いわけでなく、他の教室に隠れることも可能なので、彼女とフリージング・メイデンは行動範囲が制限されることになった。
(どこに隠れたというの・・・?)
 人気のない廊下の真ん中で、瑠美那が周囲を見渡す。どこに隠れているか、細大もらさずに探りを入れていた。
「こういうのは好きではありませんが、仕方ないですね。」
 瑠美那は嘆息をついてから意識を傾けると、フリージング・メイデンが氷の刃を床に突き立てる。周囲の教室が、突き出された刃の群れが次々と破壊していく。
 相手を探すことがさらに困難になるが、問答無用で相手を倒すことが可能となる。
 フリージング・メイデンが力を抑えると、廊下と教室は崩壊を引き起こしていた。窓ガラスやドアの破片が散乱し、廃墟を思わせる光景となっていた。
「これで探す手間が増えてしまいました。だがまだ油断はしませんよ。」
 緊張感を解かずに、瑠美那がさらに周囲の気配を探る。フリージング・メイデンも同様に身構えている。
 しかしハルが出てくる様子は見られない。
「あくまで出てこないつもりですか?それとも本当に倒れてしまったと?」
 挑発の意味を込めて、瑠美那が周囲に言い放つ。それでもハルは出てこない。
(止むを得ませんね。まず散乱しているガラスや破片を払いましょうか。)
 ため息をひとつついてから、吹雪を起こして視界を広げようと、フリージング・メイデンに意識を傾ける。
 そのとき、フリージング・メイデンが力を使う前に、近くの教室のドアの1つが吹き飛んだ。そこからハルとラビィが飛び出してきた。
「そんなっ!?」
 驚愕をあらわにする瑠美那。ハルがフリージング・メイデンに狙いを定め、ラビィが耳から光線を放つ。
 虚を突かれたフリージング・メイデンは回避することができず、ラビィの攻撃を受けてしまう。光に包まれながら縮小し、小さなぬいぐるみと変わってしまう。
「そんな・・あの無数の刃の群れをかわしたというのですか・・・!?」
 瑠美那が信じられない面持ちでハルに視線を移す。ハルは体勢を整えて、彼女に答える。
「天井さ。」
「天井・・!?」
「私とラビィは教室の天井に張り付いていたんだ。蜘蛛みたいにな。居場所が見つけられないと理解したお前は、一気に片付けようとするだろう。もし床から氷の刃を突き出してきたとしても、一瞬だが見極めることが可能になる。」
「その一瞬に刃を見極めて、刃と刃の隙間を縫ったというわけですか。」
 愕然となる瑠美那を見据えながら、ハルはぬいぐるみとなったフリージング・メイデンに近づき、踏み潰す。首筋から白い綿がこぼれ出す。
 その直後、瑠美那の体が突如、白く凍てつき始めた。突き刺すような痛みとともに冷たい感覚が彼女を包み込んでいく。
「見事です・・私をこうも追い詰めてしまうとは・・・」
 感服する瑠美那が、ハルに小さく微笑む。
「ですが覚悟しておいてください・・マスターは強いですよ・・トランプメンバーさえも凌駕しますよ・・・」
「あぁ・・分かってる・・・」
 弱々しくも笑みをこぼす瑠美那。まだらになっていた凍結がさらに広がり、やがて彼女の頬さえも白く固めていく。
 笑みを作っている唇さえも凍りつき、やがて瞳さえも白くなる。瑠美那は完全な氷像と化して意識を失った。
(お前は強かった・・ASEに就いていなかったら、こんなに早く倒されることもなかっただろうに・・・)
 瑠美那の力を認めて、ハルは振り返り、ますみたちのいる校庭へと戻った。

 突如襲いかかってきたメフィストの力に、クラウンは防戦一方となっていた。何とか石化の波動を出そうとするが、瞬間移動を駆使したメフィストの動きの前に、なかなか狙いが定まらなかった。
「ダメだ・・こんなに速くちゃ、狙いを付けられない・・・」
 息を荒くしながら焦りを見せるクラウン。ますみも、動体視力に長けている幻も、メフィストの瞬間移動に追いつけなかった。
「いろいろ楽しませてもらったわ。あなたもかなりのポテンシャルを持っているけど・・」
 メフィストが妖しく微笑んで、クラウンを見据える。
「これでおしまいね・・」
 その額に切れ目が現れ、そこから第3の瞳が開かれる。
「クラウン!」
 フブキがとっさにメフィストに冷気を放つ。しかしメフィストは後退してそれをかわす。クラウンから視線を外さないまま。
 そこへフブキが2人の間に割り込む。メフィストの第3の眼の眼光が彼女に完全にさえぎられる。
「フブキ!」
 叫ぶクラウンの眼の前で、フブキにメフィストの石化がかけられる。胸を締め付けられるような不快感を覚え、フブキが顔を歪める。
「ンフフ・・順番が変わってしまったけど、これであなたは石像となるのよ。」
 灰色に染め上げられていく彼女を見て、メフィストが妖しく笑みをこぼす。
 リリスも笑みを浮かべながら、首を絞めていたユキを解放する。息苦しさに咳き込みながら、ユキが必死にフブキに駆け寄っていく。
「フブキ・・・」
「フブキちゃん!」
 愕然となるユキ。ますみが悲痛の面持ちで2人に駆け寄る。
「ユキ・・信じてくれてありがとね・・・私、ずっとユキを信じてたから・・・」
「フブキちゃん・・・ダメだよ、フブキちゃん・・・それじゃ、ユキちゃんが・・・!」
 小さく微笑むフブキに、ますみが悲しみに暮れる。
「ますみ・・・私もユキも、あなたを信じてるからね・・・」
 体の自由を奪われ脱力しながらも、フブキがますみとユキに満面の笑みを浮かべる。その表情が灰色に染まって固まる。
「フブキちゃん・・・フブキちゃん!」
 悲痛にさいなまれ、ますみが泣き叫ぶ。フブキはメフィストの力にかかり、灰色の石像と化した。
 そのとき、ますみはふと思い立った。リリスならフブキの石化を解くことができるはずだ。
「リリス、フブキちゃんを・・・」
 ますみが頼み込もうとした瞬間、メフィストが瞬間移動をして、フブキを後ろから突き倒した。眼を疑いながらますみが振り返ると、倒れたフブキが崩壊する。
「あぁ・・・イヤアッ!」
 悲鳴を上げたのはますみだった。愕然となる彼女の眼の前で、動揺を見せるユキの体が凍てつき始めた。
「そんな・・・ユキちゃん・・ユキちゃん!」
 ますみがたまらなくなって、ユキに駆け寄る。凍てつき始めているにも関わらず、ユキは笑みを浮かべていた。
「ますみ・・ゴメンね・・ますみやお姉ちゃんの気持ちを全然考えなくて・・・」
「そんなことない!ユキちゃんはあたしのことを信じてくれたよ!」
 弱々しく声をかけるユキに、ますみが涙を流して叫ぶ。白くなっていく自分の手を見つめて、ユキはさらに微笑む。
「これが・・凍りつく・・固まるってことなんだね・・・」
「ユキちゃん・・・!?」
「ますみ・・・私、何だか・・気分がよくなってきちゃった・・・私の体が、凍りつくことに喜びを感じちゃってるの・・・」
 ユキは自分の体の凍結に快楽を覚えていた。その様子にますみは困惑するしかなかった。
「何だか・・・血が上った私を冷やしてくれてるみたい・・・とっても気が楽になるよ・・・」
「ダメだよ!寝たら死んじゃうよ、ユキちゃん!」
 気が動転しているため、極寒の雪山と同じに考えてしまっているますみ。
 泣きじゃくっている彼女に、ユキは笑顔を見せた。
「ますみ・・お姉ちゃん・・・ゴメンね・・それと・・ありがとう・・・」
 その笑顔が白く凍てつく。凍結と心のあたたかさに包まれて、ユキは氷像となった。
「ユキちゃん・・・ユキちゃん!」
 人の生を感じられなくなったユキに、ますみが悲痛の叫びを上げる。幻も胸の内にある憤りを抑えきれず、拳を強く握り締めていた。
「あらあら。別に悲しむようなことではないと思うんだけど?」
 そこへリリスが妖しく微笑んでくる。
「ユキはあなたたちの敵になっていたのよ。いいじゃないの。敵が1人いなくなったんだから。」
 微笑をもらすリリス。その言動がますみと幻の感情を逆撫でする。
「違う・・・」
「ん?」
「ユキは敵なんかじゃない・・・ユキはあたしの・・あたしたちの大切な友達だよ!」
 ますみがリリスに涙ながらに叫ぶ。その顔は憤りで歪められていた。
「リリス・フェレス・・・あなただけは・・絶対に許さない!」
 ユキを凍てつかせたリリスへの怒りを爆発させるますみ。その激情がクラウンに伝達し、驚異的な力をもたらしていた。

つづく

Schap キャラ紹介24:更科 瑠美那
名前:更科 瑠美那
よみがな:さらしな るみな

年齢:18
血液型:B
誕生日:12/24

Q:好きなことは?
「冷たいものを食べるのが好きです。あと冬もいいです。」
Q:苦手なことは?
「夏と熱いものが苦手です。猫舌でもありますので。」
Q:好きな食べ物は?
「特に好き嫌いはないですね。あえて言えば冷たいものです。」
Q:好きな言葉は?
「最悪が普通。」
Q:好きな色は?
「青」


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