■まるまD&Dキャンペーン 銃器ルール

 Dragon#301掲載のルールとDMGを元に、キャンペーン世界に合うようにアレンジして使用します。

名前 価格 サイズ ダメージ クリティカル レンジ 重さ タイプ
ピストル(Pistol) 250GP S 1d6 18-20/*2 10ft 3lb
マスケット銃(Musket) 500GP M 1d8 18-20/*2 50ft 10lb
弾丸と火薬(10発) 3GP 2lb
銀の弾丸(10発) 10GP 2lb
アダマンタイト弾(1発) 200GP +1Natural Enhancement Bonusを持つ。
大変に希少。
0.2lb

■ピストルとマスケットは、それぞれ別種のExotic Weapon。
■銃器の攻撃は、Ranged Touch Attackとして扱う。
■装填(Reload)にはStandard Actionが必要。(AoO有り)
■Mサイズ以上のキャラは、片手でマスケットを撃てる(−4ペナルティ)。
 同様にMサイズ以上のキャラは、両手に1つずつマスケットを持って撃てる(−6ペナルティ/さらに通常の二刀流ペナルティが加算される)。

■あらゆる銃器には、武器を強化する魔法がかからない。また、マジック属性を持つ銃器の作成法も発見されていない。
 結果、魔法のボーナスを持つ銃器は存在しない(マスターワークは存在する)。
 (例外として、機械神プライマスのClericが存在する。プライマスのFavored Weaponは銃器のため、一時的に魔法の銃器が出現することがある)

キャンペーン世界内での銃器
■発明と普及
 火薬と銃器を発明したのは、ノームの技術者達だったと言われている。
 銃器はいまだ新しい未知の技術であり、一般的には普及していない。
 高価で扱いにくい銃器を使うのは…
 一部の冒険者・ドワーフやノームの技術者・プライマス信者・新しモノ好きの海賊・軍隊の特殊な兵卒 など…
 のみである。
 火薬の販売/銃器の修理などを行う場所は少ない。Small City以上の都市か、ドワーフやノームの居留地に限られる。

■戦場への影響
 地球では、銃の出現が鎧や戦争方法に大きな影響を与えた。
 しかしキャンペーン世界では、さほど大きな影響を与えていない。その理由は、以下の通りである。

・高価であること
 一丁500GP以上する銃器は、軍隊の標準装備になり難い。兵士に魔法の武器を支給しないのと同じである。
・扱いにくいこと
 Exotic Weaponであり、訓練無しに使うことは難しい。
・魔法の存在
 確かに銃器は鎧にとって脅威だが、マジックミサイルやファイヤーボールも同様に脅威である。
 近代戦のように兵士全員が銃を持つならともかく、一部が持つ分にはスペルキャスターと大差ない。
・ダメージリダクションの存在
 銃器はダメージリダクションを貫けない。マスケットのダメージがd8であるため、DR10/+1以上あれば、弾丸は全て”弾かれて”しまう。
 よって巨大なドラゴンの前に兵士の一斉射撃はまったく無意味であり、下級の悪魔すら銃では殺せない。
 魔法と、魔法の剣を持った勇士無くしては、結局恐ろしいモンスターとは戦えないのだ。
(例外:ダメージリダクションを貫く条件が「銀」である場合、銀の弾丸を使うことで、銃器でもこれを貫ける)
(例外2:アダマンタイト弾は、天然の+1ボーナスを持つため、ある程度DRに対抗できる)