満たす像

作:ヴリトラ


「隆くん・・・どうしてこんなことを・・・・」
「美紀さん、心配しないで。すぐ終わるから」
 とある建物の一室、実験台の上にX字で手首、足首を繋がれた全裸の少女と、それを眺める同年代くらいの少年がいた。少女は長谷川美紀、16歳の高校生、少年は河上隆、有名な科学者の息子で、美紀と同じ高校の同級生である。美紀は彼に誘われ家に着いた途端に眠気に襲われ気を失い、目が覚めるとこの格好にさせられていた。
「美紀さん、君は僕の事が好きなんでしょ?」
「そ、それは・・・その・・そ、そうだけど・・・///で、でも!だからって何でこんな事を!?」
「僕も君が好きだから、それが答え」
 そう言うと隆は美紀にピンクの液体と青みが濃い青緑色の液体を飲ませた。否応なくそれは喉を通る。
「んっ・・・ゴホッ、ゴホッ、な、何なの今の?」
「これでよし。じゃ、早速」
 そして隆は美紀の口にキスし、舌を絡ませてきた。
「んふうっ!んっ!んん!(私、た、隆くんとキスしてる///)」
 最初は嬉しいながらも拒否していた美紀だったが、やがて得もいわれぬ感覚が全身にやって来た。先ほどの恐怖も消えていく。
(何?今までにないこの感じ・・・何か・・き、気持ちいい・・・わ、私もしなきゃ・・・)
「んん・・・ん・・んっ、んんっ、んっ」
 美紀も舌を絡ませ合い、美紀の瞳から理性と生気の輝きが消えた。
 そして隆がキスをやめると、今度は無毛の股間の秘所を指で弄び始めた。
「あ、ああっ、あっ、あっ、あっ、あああぁぁぁ、気持ちいいよおおぉぉぉぉ」
 美紀が快楽に心を犯されているそのうちに美紀の身体に異変が起きた。
 足から少しずつ青が濃い青緑色の冷たい石になっていた。変化を見た隆は美紀に語りかけた。
「美紀さん、このままずっとそうしたい?」
「えっ?」
「君が望むならずっとその感覚でいられるよ」
「し、してえぇぇ、ず、ずっとこ、このままにいぃぃぃぃ」
「じゃあ、ずっと僕を想い続けてみて」
「うっ、うんんん、た、隆くん、隆くん、隆くうぅぅぅぅん!ず、ずっと隆くんの傍にいぃぃぃぃぃぃぃ!!」
 そして隆は美紀の手首の錠を外した。途端に自由になった手は左腕は逆L字の様に置き、右手は秘所に行き自慰し、背中を逆海老反りにした。そうする内に身体は除々に石になっていく。
「ああ!あっ!あっあっあっあああぁぁぁイ、イクゥゥゥゥゥ!イッちゃうぅぅぅぅぅ!あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 そして美紀は絶頂へと向かった・・・
 数時間後には彫像になった美紀が横たわっていた。歳相応の胸も形を崩さず、整った顔立ちも、セミロングの髪も細い脚も余す所なく青緑に染まり、口を大きく開け、目も大きく見開き瞳も同様に青緑に染まり、まるで生きた人間をそのまま石にした様だった。というより実際その通りなのだが。
「綺麗だよ美紀さん・・・ほんとにカワイイな・・・」
そう言いながら隆は美紀の石の身体に頬擦りしながら秘所や乳首、腿等身体中を撫で回し始めた。
「ツルツルしたこの感触、たまらないよ・・・今もこの触られた感覚を快楽として受け取っているんだろうな・・もっとも、何もしなくてもずっと感じちゃってるってこれを見ればわかるけどね・・・」
そう言い微笑む隆の視線には愛液が流れ続ける秘所を自分の右手で大きく広げた美紀が佇んでいた。
(た、隆くん!隆くん!隆くううん!!だ、大好きいぃぃぃぃぃぃ!あっ!ああっ!ああん!んっんんんんん!!んああああ、あっ、あっ、あっ!ああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!)
少女は愛する彼にその身を石にされ、いつまでもその快楽により彼を満たした。自らも満たされながら永遠に・・・


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