銀の聖水

作:ヴリトラ イラスト:まっかなシルク


 少女は生まれたままの姿でそこに横たわっていた。
「ぅん・・・」
 少女が目を覚ますと、そこは見た事もない場所だった。
 床は灰色で周りはガラスの壁で出来ており、傍から見れば、ガラス張りの檻そのものだった。ガラスの奥の景色は真っ暗で何も見えず、さらに奥の方で紫色の光が不気味に光っていた。
「な、何でこんなところにいるの・・・?たしか学校帰りで急に眠くなって・・・・・・それに何で私裸なの・・・?」
 自分の状況に混乱している中、突然声が聞こえた。
「そんなに悩まなくて良いよ。もうじきどうでもよくなるから」
「えっ?」
 声のする方を向くと、暗闇から一人の少年が現れた。年は少女と同年代くらいで、整った顔つきをしていた。
 少女は暫く少年を見つめ、自分が全裸であることに気づき、蹲った。
「み、見ないで!」
「そんなに恥ずかしがらなくていいって。これからずっと裸なんだから」
「はっ?」
 少女が疑問の声を掛けても少年は答えなかった。代わりに頭上から何かが少女の左肩に当たった。

 ピチョンッ

 瞬間、少女の全身に得も言われぬ感覚が奔った。
「あんっ!」
 突然の感覚に嬌声をあげた少女に向かって、銀色の液体がバケツをひっくり返す様に降ってきた。
「キャッ!い、いやぁ!何これぇ!」
 降り注ぐ銀色の液体は少女の身体を容赦なくその色に染めていく。
「あっ!ああっ!あんっ!な、何これぇっ!か、身体が、へ、変な!感じ、に!あっ、ああんっ!」
 激しい快楽の衝撃が止まることなく少女の全身を駆け巡っていく。
「どう?気持ちいいでしょ?これから君は僕の物になるんだよ。ずっとね」
「そ、そんな、の、いや、よ・・・あっ、あっ!あっ!こ、ここから、出して、よお・・・!と、止めて、よぉ・・・!」
「それじゃあ後30分ぐらいしたら止めてあげるよ。それまでちょっと失礼するよ」
 そう言うと少年は暗闇に歩いていった。
「あっ、あんっ!だ、出してよぉ・・・・・・!」
 少女は少年の歩いた方を見ながら呟いた・・・


〜30分後〜
「さて、様子はどうかな?」
 少年が戻って来ると、さっきまでの少女はいなかった。
 そこにいたのはうつ伏せで上半身を起こし、自分から銀色の液体を浴びている少女の姿がそこにあった。
全身は全て銀色一色に染まり、顔は恍惚の表情で歪んでいた。

「あっ、あああっ!ああああああっ!き、気持ちいい!気持ちいいよお!わ、わた、私の、身体、をそ、染め、て、こ、こんな気持ちいいの、は、初めてぇ!あっ!あああああああっ!」
 少女の秘所からは愛液がブシュッ、ブシュッ、と音を立てながら垂れ流れていた。
 そんな少女の様子を見ていた少年はフッ、と笑うと、手に持っていたリモコンを操作して降り注ぐ液体を止めた。
 すると少女が嬌声をあげながら、少年に求めた。
「と、止めないでぇ!お、お願いぃ!もっと、もっと欲しいのぉ!何でも言う事聞くからぁ!お、お願いぃ!こ、壊してぇ!私を壊してぇ!」
「じゃあ、僕の物になる?」
「な、なるぅ!ならせてぇ!私の全部ぅ!あなたにあげるからぁ!か、かけてぇ!お願いぃぃ!」
 少年は少女に微笑むと再びリモコンを操作して、銀色の液体を少女に浴びせた。
「ああっ!ああっ!気持、ちいい!たまらないぃ・・・!んっ!んあああ!は、入ったぁ!わ、私の、オ、オ○ンコの中にぃ!入ってぇ!ビ、ビクビクしてるよぉ!」
 少女はガラス越しで自分を見下ろす少年を恍惚の表情で見つめた。
「み、見てぇ!ご、ご主人様ぁ!い、淫乱なぁ!み、淫らな私を見てぇ!」
 少年は何も言わず、ただ微笑みながら少女を見つめる。
「あっ!あああっ!な、なんか、か、身体が、か、硬く、なってぇ!う、うご、かなく、なって、きたぁ・・・・・・!あっ!ああっ!もう!気持ちよすぎてぇ!も、もう!ど、どうでもいいよお!ご主人様の物にぃ!なれる、ならぁ!ず、ずっとこのままならぁ!も、もうなにもいらないぃ!」
 全てを奪われ、否、捧げた少女に待っているのは、もう人としての終わりだけだった。
「ま、また、イ、イッちゃ、イッちゃうぅぅぅ!わ、私!の、飲み込まれちゃうぅぅぅ!ら、めぇ!も、もう・・・もう・・・あっ!あっ!あああああああああああっ・・・・・・」
 絶頂に達した瞬間、少女は人から物になった。
「おめでとう。晴れて君は僕の物だよ・・・」
少年は優しく少女に語りかけた・・・



 人知れない屋敷の地下深く、彼女はそこにいる。
 永遠の快楽に身を委ねて・・・ただそこに佇む・・・


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