続・固め七不思議シリーズ:第4話「開けてはいけない本」

作:Rui


続・学園固め七不思議

第4話「開けてはいけない本」

とある小学校の図書室
そこには開けてはいけない本が有る
その本を開けてしまったら……

図書室

「は〜い、締めますよ〜。」
史書の女性の声に片付けを図書室から出て行く児童
全員が出たのを確認して室内を巡回する女性
ふと、一つの本を手に取る女性
その本には「閲覧禁止」と「読まないでください」と言うシールが張ってあった
「…次は、誰かな。」

3日後

ふと一人の児童に声を掛ける女性
「裕也君。ちょっと良いかしら?」
声を掛けられ友達と別れ司書の女性に付いていく裕也と呼ばれた男の児童

図書室

ふと一つの本を持ってくる司書の女性
「裕也君。この本知ってる?」
「知ってる。見ちゃいけない本でしょう?」
裕也の元気な声に口を開く女性
「えぇ。そうよ。それで裕也君。見てみたいとは、思わない?」
女性の言葉に悩む裕也
子供故の好奇心に負け「見たい」と言う裕也
「そう。それじゃどうぞ。」
そう言って本を渡す女性
その本を受け取り表紙を開く裕也
その瞬間椅子に座った姿のまま石と化す裕也
それを確認して本を取り表紙を閉じる女性
「これでまた一人。今回は男の子だけど、次回は…。ウフフ。」
妖しい笑いを浮かべると石化した裕也と共にその場から消える女性

図書室には開けてはいけない本が有る
何故ならその本には、神話の化け物、メデューサが封じてあるのだから

終わり


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