続・固め七不思議シリーズ:第3話「蠢くレリーフ」

作:Rui


続・学園固め七不思議

第3話「蠢くレリーフ」

文化部部活棟

科学部部室

そこには無数の女性を象った金属のレリーフと、
それを横目に何か薬らしき物を調合する一人の女性が居た
「…これで完成。次の美は、彼女ね。」
そう言うと、机の上には一枚の写真が置いてあった
そこには一人の女生徒の姿が映っていた

相沢円

成績優秀運動神経抜群で容姿端麗誰からも好かれる存在
そして何より今の学校は彼女が生徒会長をしている事で出来ている

とある日の放課後

この日も彼女は生徒会の仕事で遅く迄残っていた

生徒会室

「ふぅ。」
資料の整理を終え一息つく円
ふと時計に目をやると時刻は夜の7時を回っていた
「駄目ね。ついつい仕事に没頭しちゃうとこんな時間になっちゃうなんて。」
そう言うと整理した資料を纏め生徒会用のファイルに閉じ、鞄に仕舞い明かりを消し生徒会室から出て行く
その途中廊下で一人の女性と出会う
「相沢さん、今お帰り?」
その女性が円に声を掛ける
「水代先生。えぇ、また生徒会の仕事で遅くなりまして。」
「そう。それと少し良いかしら?」
水代の言葉に腕時計を見て考える円

水代の用事に

⇒ 付き合う
  付き合わない

「えぇ、少しだけでしたらよろしいですよ。」
「ありがとう、それじゃ科学部の部室迄来て貰って良いかしら?」
水代の言葉に頷くと科学部の部室へ移動する円と水代

科学部部室

「それで水代先生、ご用件と言うのは何でしょうか?」
「用件?あぁこれね。」
そう言うと部室に薄暗い明かりがともり、金属レリーフが浮かびあがる
咄嗟に驚くが口には出さない円
「み、水代先生。こ、これは一体何ですか?」
驚きで一杯の円をよそに口を開く水代
「これ?これは私の作品よ。金属レリーフの女性達。」
そう言うと円と向かいあうようにして手を広げる水代
「み、水代先生。こ、このレリーフは全部、つ、作り物ですよね?」
円の言葉に何か来たのか机の上を漁り何かを手に取ると口を開く水代
「作り物?そう言えばそうなるわね。けど、人型の素材は…。」

―生きた人間よ―

その言葉の後、何かを吹きかけられ、そこで意識が途切れる円

「ん。」
「あら、お目覚めのようね。」
目が覚めると何かを準備している水代の姿が有った
叫ぼうとしたが口にはホースで繋がったギャグが噛まされており、
四肢は後ろで拘束。下もホースが刺されてある
「んー!んー!」
必死に叫ぼうとしているがギャグによって遮られる
「相沢さん。貴女にはこれから先程の女性達同様金属のレリーフ像となってもらいます。」
「!!!」
その言葉を聞き一層暴れるが拘束は解かれる事は無い
「安心して。辛いのは一瞬だけ。後は全て楽だから。」
そう言うと手元に有るスイッチを入れる水代
それと同時に拘束された円をカプセルが包み込む
「さようなら、相沢さん。」
カプセルに包まれると煙が円を襲う
しばらくは”んー!んー!”と言う声が聞こえたが直ぐにそんな声が途切れた
しばらくすると煙が晴れカプセルが上昇する
そこには金属の触手に襲われ身悶える女性の裸体レリーフ像が有った
「綺麗よ、相沢さん。ずっと飾っててあげるから。」

翌日

生徒会長である相沢円が欠席で有る事に同じクラス、それと生徒会に動揺が走った
何日も欠席で心配する者が出てきたが、ある日転校したと伝えられた

後日

科学部部室

「ねぇ、相沢さん。貴女の後に生徒会長になった人。すごく綺麗なの。」
そう言う水代の側にある机にはその彼女の写真が置いてあった
「待っててね、しばらくしたら仲間に入れてあげるから。」
そう言うと妖しい笑いを上げる水代

終わり


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