続・固め七不思議シリーズ:第2話「廊下の大鏡」

作:Rui


続・学園固め七不思議

第2話「廊下の大鏡」

とある高校の4階廊下の端に有る大鏡
この大鏡には噂が有る
深夜の2時にこの鏡を見ると魂を吸われると言う噂が…

とある教室

「ねぇ悠(はるか)、確認してみようよ!例の大鏡の噂。」
「…懲りないわね、何が起きても知らないわよ、舞。」
興味心身な舞に不安を感じる悠
結局この後舞に言い負かされ噂を確認する事になった

深夜1時半

昇降口に舞と悠の姿が会った
「それじゃ、行くわよ。悠。」
乗り気で昇降口かた廊下を経由し、階段を上り、噂の大鏡の前迄やってきた舞と悠
時間がまだなのでしばらく待つ事にした

午前2時

「時間だね。」
時計を確認して口を開く舞
「何も、起きないね。ねぇ、帰ろう。」
「馬鹿!何言ってるの!もう少し居て真相を確認しないといけないのよ!」
深夜の学校で堂々と宣言する悠
ふとその直後、何か嫌な予感を感じる2人
その予感に何を感じたのか大鏡を見る悠
するとそこには自分達以外にもう一人、女性の姿が映っていた
しかもその女性は舞の直ぐ後ろに居た
舞の方を振り返る悠
しかしそこに女性の姿は無い
再び大鏡を見る悠
そこには舞に絡む女性と、女性に絡まれ虚ろな目をする舞
「舞!しっかりして!」
”無駄よ。彼女の魂は、頂いたから。”
その言葉の後一瞬で舞の身体は張りの有る人肌から、向こう迄見える程透き通るガラスと化した
「舞!」
その姿を見てたまらず叫ぶ悠
”これが噂の真相よ”
その言葉の後悠に絡む謎の女性
「な、何するの?」
”解っているんでしょう?フフフ”
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
悠の叫びが木霊した直後、悠の身体をガラスと化した
”さぁ、いらっしゃい。”こちら”の世界は楽しいわよ”

今宵もまた丑三つ時に女性が2人生贄に捧げられた
廊下の大鏡
その鏡は異界への扉


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