シスタープリンセス〜Another Story〜
Story For 雛子

作:Rui


ピンポーン
雛子の家のチャイムが鳴る
「はぁ〜い、誰ですか〜?」
「雛子ちゃん、僕だよ。」
インターホンに向かって喋る兄君
「おにいたま?ヒナ、今行く〜。」
そう言うのと同時に奥から走って来る音が聞こえる
そしてドアの前まで来ると音は止みドアが開く
「こんにちは、雛子ちゃん。」
「おにいたま〜♪いらっしゃいませ♪」
笑顔で出迎える雛子
「雛子ちゃん、今、大丈夫かい?」
「うん、ヒナは今大丈夫だよ♪」
「そう。それじゃあ今から僕の家に行こう。」
「うん♪ヒナ、おにいたまの家に行く♪」
そう言うと奥へ戻って行き
2〜3分ぐらい経つとお出かけの準備をして戻って来た
「それじゃ、行こうか?」
「うん♪」
そして兄君・雛子・咲耶の3人で雛子の家を出る

兄君の家

「お帰り、アニキ。」
「ただいま、鈴凛ちゃん。装置の準備は?」
「いつでも行けるよ。」
「そう。」
そう言うと咲耶を見る兄君
それが合図となっており行動を起す咲耶
「ゴメン、雛子。」
そう言うと首筋に手刀をあてる咲耶
そのまま気を失い床に倒れ込む雛子
倒れ込む雛子を抱える兄君
「さて、地下へ行こうか?」
「「はい。」」
2人の返事を聞くと雛子を抱えたまま地下へ降りて行く兄君・咲耶・鈴凛の3人

「…あ、チャマが怪しい事を。…チェキするです。」

地下

空いてるカプセルの1つに雛子を入れる兄君
「良いよ、鈴凜ちゃん。」
兄君の声に機械を操作する鈴凛
すると雛子が入れられたカプセルが閉まる
「おやすみ、雛子ちゃん。」
そう言うと金色のガスがカプセルの中に充満する
しばらくしてガスが治まると金と化し、カプセルの中に眠る雛子の姿が、そこにはあった
そんな雛子に見惚れる咲耶
「…綺麗に見えるのかい?咲耶ちゃん。」
「えっ?わ、私は別に、そんな…。」
「冗談だよ。」

そんな光景を覗き見している四葉
「…(兄チャマが怪しい事を。み、皆に知らせなくては。)」
「四葉ちゃん、何してるんだい?」
「(゜A゜||)」
驚き、後ろを振り返る四葉
そこに居たのは…
「覗き見とは、感心しないな。」
「(ち、千影ちゃん。)」

続く

次に続くの。


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