Silver Fairy クロスオーバーエディション For月姫&君が望む永遠 
最終節「終焉を迎える時〜そして新たな出会いへと〜」

作:Rui


「行くよ!!!」
楓がそう言うと飛び出す秋華
「くっ。」
それを避け様とする愛美
「甘いよ。飛っべぇ―――!!!」
そう言うと槍で愛美を上空へと跳ね上げる
その直後
「シルバードストライク!!!」
シルバードストライクを打ち込む紫亜
その直後槍を持って離れる紫亜
「楓姉!!!」
「邪悪なる物を浄化せよ!ニーベルンストライク!!!」
そう言うと光を纏った槍を投げそのまま愛美を貫き地面に刺さる
そのまま地面に落ちる愛美
地面に落ちると漆黒の鎧が消え、下からは白陵の制服を着た愛美が出て来た
「終わったのか?」
孝之がふと口を開く
「…えぇ、終わったわ。」
そう言うと遙と水月の方を見る楓
「涼宮遙及び速瀬水月。貴女達の力、封印させて貰うわ。」
そう言うと心臓の位置を指で一指しする楓
「封印完了。さて、私達は遠野君とかを連れて帰ったら、本来帰るべき場所に帰るから。」
「本来、帰るべき場所?」
疑問に思う水月
「えぇ。それと、遠野君達にも言うけど、今回の事は、忘れなさい。
それが、日常で生きる貴女達の為になるから。」

数日後

欅総合病院近くの海岸

そこには砂浜に立ち煙草を吸う楓と孝之と志貴の姿があった
ふと口を開く楓
「それで、2人して私に聞きたい事って、何?」
先に志貴が口を開く
「速瀬達から聞いたんだが、柊さんは不老不死って、本当なのか?
眼鏡を外して見てみても、線が見えないんだ。柊さんからは。」
「…そうね、凝視しても、私に線は見えないでしょうね。直死の魔眼を持ってしても。」
「…そうか。ありがとう。」
「んで、鳴海君は?」
そう言いながら孝之の方を向く楓
「…ありがとうな。」
「…な〜に言ってんのよ。私や、紫亜達は、力無き者の味方よ。」
「成る程。」
納得する孝之
「さ〜てと、私は帰るとするね。」
「あぁ、元気でな。」
「志貴も、孝之も。彼女泣かすなよ〜。」
「大丈夫だ。」
楓の言葉に大丈夫と言い切る孝之
「遠野志貴。難しいと思うけど、人を助ける為に、その眼の力を使いなさい。」
「あぁ。」
「それじゃあね。」
そう言うと海岸から去って行く楓
「帰るか?俺達も。」
「…そうだな。」

3年後

白陵大学園祭

「知ってるか遙。今年はSaint Knightって言うバンドがライブに来るってさ。」
「へぇ〜そうなんだ。行こう、孝之君。」
「…そうだな、遙。」
「私は誘わないんだ〜。」
「は、速瀬。いつの間に。」
「水月ぃ〜♪水月も一緒に行こう。」
「勿論よ。ほら行くわよ、孝之。」
そう言うと遙と一緒に歩いて行く水月

白陵大内のライブ会場

「うわ〜、結構人居るわね〜。」
人の多さに口を開く水月
ふと水月達に声を掛ける女性
「速瀬水月さん。涼宮遙さん。鳴海孝之さんですね?」
「えっ?あぁそうだけど。」
少し戸惑いながらも応える孝之
「私について来て下さい。」
そう言うとそこから移動する女性
素直に付いて行く孝之達

控え室代わりの教室

ドアを開けて中に入ると同時に声を上げる女性
「唯〜、連れて来たよ〜。」
「あっ、ありがとう、雫。」
そう言うと孝之達の前に姿を表す唯
「久し振りね。かれこれ3年になるのかしら?」
「柊さん?」
ふと口を開く遙
「そっ。楓よ。楓。このメンバーの中じゃ水月唯って言う名前だけどね。」
「親近感が沸くような沸かないような…。」
「かもね。ちなみに案内して来た彼女は神月雫。うちのキーボード担当。
後は…自分で自己紹介して。」
唯がそう言うと1人ずつ自己紹介を始める
「久し振り。朱悠秋華よ。ドラムを担当しているわ。」
「始めまして。海月聖那よ。ギターを担当しているわ。こっちの朱錬椎名とは親友。
彼女もギターよ。」
聖那も言葉にお辞儀をする椎名
「んで俺はカヤキスだ。SKでベースを担当している。よろしく。」
そう言うと孝之と握手をするカヤキス
「んで私がボーカル。」
「はぁ。…でも、何で俺達がここに?」
疑問を口にする孝之
「何故かって?…今日のライブのスペシャルゲストだからよ。」
「「「えっ?」」」
3人が同時に疑問に思った瞬間廊下側のドアが開く
「準備出来ました〜。いつでもどうぞ〜。」
「ありがとう。……いつもの、行く?」
「だな。」
唯の問いに答えるカヤキス
他は頷くのみ
「いつもと同じと思って。SK―――!!!」
「「「「「スラッシュ―――!!!」」」」」
「良し行くわよ。」
そう言うと教室を出て行くメンバー
「着いて来て。」
そう言うと唯も教室を出る

後夜祭

屋上

「…不思議ね、3年経ってもまだ居たなんて。お目当ては、志貴君かしら?シエル。」
「違いますよ。聖神。新たな気配を感じたので、来たまでです。
決して遠野君目当てでなんて…。」
「…図星みたいね。」
「そ、それはともかく、また何か起きようとしているんじゃないんですか?」
シエルの言葉に星空を見上げ口を開く唯
「えぇ。けど、ここではないわ。…羽咲市よ。」
そう言うと振り返りシエルを見る唯
「手伝ってくれるかしら?シスターエレイシア。」
「…えぇ、喜んで。」
「そう。ありがとう。…それと、貴方も来るのかしら?遠野志貴。
いえ、七夜志貴と言った方が正しいかしら?」
「どっちでも構わないさ。どうせここを離れるんだから。」
「…確かにそうね。それじゃ、行きましょうか。」
唯の言葉にうなづくシエルと志貴

終わり

後書き
作「はい、いかがでしたでしょうか?SFと君望と月姫のクロスオーバー作品は?」
シ「遠野君とラブラブになるシーンが無かったです。」
作「メシアンのカレーパンあげるからあっち行ってなさい。」
楓「物でつるんですか?」
作「言うな。」
あ「うが―――!!!なんであたしの出番が無いのさ。」
作「第1章をベースにしてるから。すかてん組は第2章の方だろう?」
ま「言われてみれば〜。」
あ「まゆまゆ!油断するんじゃないわさ。このヘタレ作者もヘタレ野郎と一緒で…。」
楓「邪魔。」
作「うわ〜、実力行使。」
楓「良いから、さっさと締める。」
水「3・2・1、はい!!!」
作「え〜と、それではここで終わらせて頂きます。SF本編と続編のFOKの方も、
よろしくお願いします。それではお疲れ様でした。」

終わり


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