作:疾風
(ああもう!何であの駅には便所が一つしかないんだ!)
ある日の夕方,男は早足で帰路についていた。
(早く小便がしたいのに!おかげで便所が詰まってると寄り道も出来やしない!)
「まじー!そいつウゼーな!」
突然不快な声が聞こえてた。
声がした方を向くと,近所の高校のセーラー服を着た女が一人,道端で携帯電話で話をしていた。
「何見てんだよオッサン!!」
視線を感じたのか,女子高生は突然こちらを向くといきなり怒鳴り声を上げた。
「うん,で何?」
一言だけ言うと何事も無かったかのように話し始める。
(こっちはイライラしてるのに,いい度胸だ!)
男はペンを取り出し女に近づいて行く。
「な,なんだよオッサン!文句あんのか!」
女子高生が何か言っているが,男は無視して女の腕を取る。
「何すんだよ!離せ!」
女子高生の言葉など聞こえていないかのように,男は女の腕に文字を書き込む。
女子高生が突然静かになったと思うと,次の瞬間にはうつぶせに道端に寝転った。
男は持っていたカッターでセーラー服やスカート・下着を切り裂き全裸にする。
女子高生の体はその最中も動いていく。
頭を上げ,両腕を体の上に乗せ,両ひざを折り曲げる。
女子高生の口が開き,動きが止まる。
女子高生の体が硬くなると,男は自分の分身を取り出し,女の口に向かって小便を出し始めた。
小便が終わると,男は満足げに言った。
「女のくせにそんな態度と言葉遣いとは許せん。おまえはここでずっと汚物の処理をしているがいい」
女子高生の腕には『公衆和式便器』と書いてあった。
「きゃははは」
「まじー!」
振り返ると『公衆和式便器』になった女子高生と同じセーラー服の3人組が歩いていた。
(この女を『公衆和式便器』にした以上,あいつらにも同じようにしないと公平ではないな)
男はそう考えると,女子高生達に向かって行った。
翌日,男が利用する駅に新しく3個の『公衆和式便器』が備え付けられていた。