Schap ACT.9 curse

作:幻影


 その日の夜、千尋は忘れ物をしたことに気付き、1人、学校を訪れていた。学校では保護者なしでの夜間の外出は禁止されていたが、親もなく扇も出かけていたので、彼女は1人で来ることにした。
 警備員の監視をくぐり抜けて、彼女は自分の教室に入った。そして宿題をやるためのノートを机から取り出し、そそくさに校舎を出た。
 その校内の林道で、彼女はふと足を止めた。そこで、アリアをいじめていた女子の1人と、淡い光を放っている人影を発見する。
 女子はその光を浴びて、体が灰色に変わりつつあった。それを見て彼女は恐怖を感じていく。
 その恐怖を焼き付けたまま、女子は完全に石に変わった。同時に人影から光が消え、その姿も消失する。
「あ、あなたは・・・!?」
 その直後に見た光景に、千尋は愕然となった。すると消えていたはずの人影が再び姿を現し、今度は千尋に向かって淡い光を放った。
 光は困惑の広がる千尋の体を、徐々に灰色に変えていく。じわりじわりと自分の体を侵食していく変化が彼女を襲う。しかし彼女は眼前の出来事に対する動揺のほうが強かった。
 その動揺に囚われ、また手足を石化されていくため、千尋は宿題用のノートを抱えたまま動くことができない。
「お・・おにい・・・ちゃん・・・」
 兄に必死の思いで呼びかける千尋。そして彼女は完全に石化に囚われてしまった。
 大人しい少女を石に変えた人影は、光とともに姿を消した。
 ますみと幻、警備員たちがそこへ駆けつけたのは、それから数分後のことだった。

「こ、これは・・・!」
 その夜の出来事は、扇の耳にも届いた。彼は警備員たちに問い詰め、幽霊事件の被害者たちを保護している大倉庫を訪れていた。
 そこで彼は、困惑を表情を浮かべてノートを持ったまま変わり果てた千尋を発見する。
 彼の中に荒々しい憤りが湧き起こる。
 彼は警察の言葉を聞かないまま、1人、大倉庫を後にした。林道を歩く彼の前に、沈痛な面持ちのますみが現れる。
「ゴメン・・あたしのせいで・・」
「あぁ?」
 突然ますみに謝られて、扇が眉をひそめる。
「あたしがもしもそばにいたなら、千尋ちゃんが被害にあうことはなかったのに・・・」
「フンッ!そいつはテメェのせいじゃねぇよ。」
 思いつめるますみに言い放つ扇。
「言っとくが、オレはアイツのためにケンカをするわけじゃねぇ。ただ、この事件の犯人ってヤローが、ナメたマネをしてくれたからな。そいつはゼッテーにオレが叩きのめす。」
「扇くん・・・」
 扇の言葉に、ますみはさらなる困惑を感じる。
「邪魔をするな、と言いたいのか?」
 そこへ真剣な面持ちのハルがやってきた。ますみと扇が彼女に振り返る。
「何でもないスキャップが相手だったら好きにしろ。しかし、もしもそいつが私の倒すべきスキャップだったとしたら、相手は私がする。」
「ケッ!カンケーねぇよ。オレはそいつを潰す。たとえテメェのムカつくヤツだとしても、譲ってやるつもりはねぇよ。」
「何だと!?」
 舌打ちをする扇に、ハルが眉間を歪ませる。
「やめてよ、2人とも!」
 その2人をますみが止めに入る。
「今は千尋ちゃんやみんなを助けることが先決でしょ?だったら・・」
 この場をいさめようとするますみ。扇は気がそがれたのか、再び舌打ちをしてきびすを返した。
「おい、テメェ・・千尋のことは、テメェに任せたぜ。」
「えっ・・?」
 扇の意外な言葉に、ますみは一瞬きょとんとなる。
「どうもアイツはオレみてぇになりてぇと思ってるみたいなんだ。けど、こんなオレを目指したところで、その先に可能性なんかねぇよ。」
 そう告げて、扇はそのまま林道を立ち去っていく。その後ろ姿を、ますみとハルは無言で見送るしかなかった。
「安心しろ。アイツは仲間思いなヤツだ。千尋も言っていたではないか。ただ、それを表に出したくないだけ。」
 ハルが戸惑いを隠せないでいるますみに、励ましの言葉をかける。
(そう・・私と同じように・・・)
 胸中でそう付け加えながら。

 ハルと別れたますみは、1人、事件の続発している林道の傍らに立っていた。警察の鑑識や調査が行われている中、彼女は近くの木に体を預けた。
(ねぇ、クラウン、やっぱり、これはスキャップの仕業だとしか思えないよ。)
 ますみは心の中にいるクラウンに呼びかけた。
「う〜ん・・そう思って仕方がないなら、そう思って進むしかないね。私は君の分身。君の力。だから君が選んでいけばいいよ。」
(ありがとう、クラウン・・)
 クラウンの励ましの意味を込めた言葉に、ますみは安堵した。
「おい、ますみ。」
 そこへ空手の練習を中断して休憩を取っていた幻がやってきた。
「幻ちゃん・・・」
 ますみが困惑を込めた返事をする。
「これはどういうことなんだ?お前、何か隠してるんではないのか?」
「えっ・・?」
「昨日、事件の起きたとき、お前は血相を変えてその場所に向かった。何か知っているから、ではないのか?」
「う、ううん!そんなことないよ!」
 幻の指摘に、ますみは首を横に振った。
「そうか・・ならいい。」
 幻はひとつ息をついて、ますみに背を向けた。
「もしもこの事件に関わろうとしているなら、オレがその犯人とやらを見つけ出す。」
「幻ちゃん、あたしは・・!」
「勘違いするな。お前のようなたわけ者に任せるくらいなら、オレが叩き潰しにいきたいだけだ。」
「ああーー!たわけっていったー!バカって言ったほうがバカなんだぞー!」
 幻にバカにされて、ますみが大声を上げる。すると幻は振り向き、不敵な笑みを浮かべる。
「お前はそういうふうにはしゃいでいるほうが丁度いいんだよ。」
 幻のこの言葉を予想していなかったため、ますみはきょとんとなる。幻はそのまま道場へと戻っていった。
(ありがとう、幻ちゃん・・・あたし、元気がなくなってたみたい・・・)
 幻にも励まされたますみに笑顔が戻る。
(そうだね。あたしはあたしの考えで動けばいいんだよね。こんなところで迷ってる場合じゃないね。)
 元気を取り戻したますみは、笑顔で林道を離れていった。

 ますみとは別行動をとっていたユキ。校内を訪れていた彼女は、沈痛の面持ちを浮かべているアリアを見つめる。
「あっ!アリアちゃーん!」
 ユキが元気よく呼びかけると、アリアはその困惑を見せてきた。
「ユキさん・・・」
 アリアは思いつめていた。
 千尋は大人しかった彼女にとって、霜月学園に入って初めての友達だった。
 いじめや悩みに直面したとき、彼女は励ましたりしてくれた。
 その彼女が昨晩、幽霊事件に巻き込まれて石にされてしまった。
 アリアはそれを悲痛に感じていたのだ。
「大丈夫だよ、アリアちゃん。千尋ちゃんはちゃんと帰ってくる。アリアちゃんが信じてあげないと。」
「そ、そうですね・・・」
 ユキの励ましに笑顔を作るアリア。しかし千尋を失った悲しみはまだ顔に出ていた。
(何とかしなくちゃ・・アリアちゃんと千尋ちゃんのためにも、この騒動の真相を見つけ出さないと・・)
 ユキも決意を固めていた。アリアたちを、その友情を助け出すために、彼女は事件の真っ只中に飛び込もうとしていた。

 一方、犯人に躍起になっていた扇は、日が落ち始めていた夕暮れの学校の前に来ていた。
 千尋を石化した幽霊を追いながらも、彼は苛立ちを隠せないでいた。
 彼は事前に、これまでの事件の被害者を警察から問い詰めていた。
 被害者はいずれも、この霜月学園の女子。その中のほとんどに、ある共通点があった。
 それを心に秘めて、扇は林道に足を踏み込もうとしていた。
「あ?アイツは・・?」
 そこで彼は見知った女子を見つける。それは同じく、事件の犯人を探しているますみだった。
「おい。」
 扇は低い声音でますみに呼びかけた。すると彼女はきょとんとした顔を彼に向けてきた。
「扇くん・・・」
「テメェ、まさか犯人を追ってるのか?」
 扇の問いかけに、ますみはただ頷いて見せた。
「テメェ・・言っただろ?オレは犯人をブッ潰す。邪魔すんじゃねぇって。」
「そんな!邪魔だなんて・・!」
「フンッ・・まぁいいさ。ところで、丁度いいからテメェに聞いておく。」
「えっ?」
「この事件で石にされたヤツらに、心当たりはないのか?」
 扇の質問に、ますみは眉をひそめる。
「そういえば確か・・その被害者のほとんどが、アリアちゃんをいじめてた女子だったと・・」
「アリア?」
「うん。千尋ちゃんのクラスメイトなんだけど・・」
 ますみの言葉に、扇は疑念を浮かべていた。
 石にされれば自由に動くことができない。つまり、生きながら死んでいるのと同じだ。
 そのいじめていた女子たちがいなくなって得する人物は、
「まさか・・!」
 思い立った扇が、きびすを返してそそくさに駆け出した。
「あっ!扇くん!」
 ますみも慌てて彼を追いかける。しかし彼女の脚力は彼には追いつかなかった。
 そして中等部校舎の正面玄関前に駆けつけた彼は、周囲を見回しているユキを見つける。
「おい!」
 扇が呼びかけると、ユキが彼のほうに振り向く。
「あっ!扇くん。」
「おい、千尋と同じクラスのあの小娘、どこにいる?」
「千尋ちゃんの?・・アリアちゃんのこと?」
「ああ、そうだ。今どこにいる?」
「さっきまであの子の教室に一緒にいたけど・・」
 彼女のその答えを聞いて、扇は間髪置かずに校舎に駆け込んだ。
「アリアちゃんがどうかしたの!?ねぇ!」
 ユキが呼びかけるが、それに答えることなく彼は姿を消した。

 千尋とアリアのクラスの教室に、扇はやってきていた。夜の教室は人がいないため、昼間のにぎやかさがウソのように静かだった。
 本当なら明かりのついていないこの教室には誰もいないはずだった。扇があえて明かりを付けず、夜目を利かせて教室内を見渡した。
「ここにいたか。テメェか?白夜アリアっていうのは。」
 扇の視線が一点に留まる。その先には、教室の暗闇に隠れているアリアの姿があった。
「誰ですか、あなたは・・?」
 アリアがそわそわした面持ちで扇に声をかけた。すると扇はドアの隔たりに寄りかかる。
「オレは京極扇。ハッキリ聞くぞ。テメェはこの学校の連中を石にしてる幽霊。違うか?」
 単刀直入に聞いてきた扇に、アリアは戸惑いを見せてきた。
「テメェが幽霊って言うよりは、テメェの中に幽霊みてぇなヤツが隠れてるんだよ。オレと似た力を持ってるヤツから言えば、スキャップっていうのか?」
 その言葉にアリアの困惑が一気に広がった。それを見逃さなかった扇は、ここで教室の明かりを1つだけ付けた。
「勘違いすんな。オレはテメェが誰だろうとカンケーねぇ。テメェが幽霊だっていうつもりもねぇ。けどよ、テメェに言っておきてぇことがあんだよ。」
 扇の視線が鋭くなり、アリアが不安の顔を浮かべる。
「テメェ、それでも千尋のダチかよ。何、石にしてんだよ、アイツを。」
「何を、言っているんですか?・・・私は、みんなを石になんて・・・」
「トボけんなよ。感じるんだよ、テメェの中にいる幽霊がな。」
 扇はアリアと対面したときから感じ取っていた。彼女の中にいる力の存在を。
「千尋を元に戻したらどうなんだ?アイツがテメェのダチだっていうなら、そんなナメたマネしてんじゃねぇよ。」
 千尋にかけた石化を解くようにと扇が言い放つ。その強い口調に萎縮してしまったのか、アリアはすっかり黙り込んでいた。
 しかしそれは、彼女の中にある力の発動の前兆への心境の変化だった。
「やめてください・・・」
「あ?」
「不良って呼ばれてるはみんなそうです・・いつも自分の考えを押し付けてくる・・しかも言うこと聞かないと、力づくででも・・・」
 感情の揺らぎでアリアの肩が震える。その悲痛さが表に表れる。
「そんな悪い人たちは、痛い思いをさせた人と同じような怖さを感じないといけません。だから・・・!」
 アリアの体に淡い光が宿る。その横に、新たな人影が姿を現す。
 学園の女子を石化していった幽霊の正体。それはアリアの中に隠れていたスキャップだった。
「本当は千尋ちゃんには知られたくなかったんです。私がルナに幽霊を装ってもらって、私をいじめる人たちを石にしてるってことを。」
 アリアが物悲しい笑みを浮かべる。
「仕方なかったんです。もういじめられて辛い思いをするのは耐えられなかったんです。」
「だから、幽霊騒動を引き起こしながら、そいつらを石にしてったってワケか。」
「でも、千尋ちゃんに知られたら、私のことを怖くなって、私を避けてしまうと思ったんです。」
「要するに、口封じのためにアイツを・・・!」
 アリアの沈痛な言葉に、扇は逆に苛立ちを抱えていた。右の拳を強く握り締め、その憤りを表していた。
「それでもテメェはアイツのダチなのかよ!」
 声を荒げる扇。しかしそれはアリアの感情を逆撫でする結果となった。
「私をいじめる人は、みんな石になればいいんです!」
 アリアは叫びながら、ルナに力を込める。ルナは淡い光を輝きへと強めながら、迫ってくる扇を石にしようとする。
 しかし発せられた光が扇を石化することはなかった。スキャップを使う能力者に対しては、スキャップの効果はない。
 扇は振りかざした拳を叩き込んだ。アリアではなく、光と力を弱めつつあったルナに向かって。
 その拳にはスキャップ、ナックルは装備されていない。生身の拳がルナに入った。
 殴られたルナが、体を覆っていた光を消し、その姿を完全に現す。体を包み込むほどに長い白髪。白をベースにした巫女装束。
 それに淡い光が灯れば、幽霊と思っても不思議ではなかった。
「あっ・・ルナ・・・!?」
 アリアは自分のスキャップに悲痛の声をもらす。ルナは教室の窓枠に叩きつけられて倒れた後、気絶して動かなくなった。
 アリアは激しく揺さぶられている意識を確立しながら、ルナに手を伸ばす。能力者の心に呼び戻され、スキャップはその心に戻る。
 やっとの思いでルナを呼び戻したアリアは、そのまま倒れて意識を失った。それを見下ろして、扇は拳の力を抜く。
 気絶させても死なせても、そのスキャップのかけた力が解けることはない。その能力者が意識して初めて解けるのである。
 扇は意識のないアリアにつかみかかり、再び拳を向ける。
「おい、起きろ。テメェはアイツのダチとして、しなくちゃなんねぇことがあるんだろ?」
 千尋たちの石化の解除を求めて、アリアに詰め寄る扇。しかし彼女は眼を覚まさない。
「扇くん!」
 そこへますみとユキが駆け込んできた。扇が顔色を変えずに振り向き、アリアを床に落とす。
「ア、アリアちゃん・・・」
 気を失っているアリアを見下ろして、ますみたちが困惑の表情を浮かべる。
「扇くん・・・アリアちゃんに何を・・・!?」
 動揺を抑えて、ますみが扇に問いつめる。
「コイツにはまだ何もしてねぇ。幽霊だって言ってたヤツをブン殴っただけだ。」
「幽霊・・・?」
「幽霊はコイツの中にいたんだよ。」
 そういって扇は再び視線をアリアに向けた。
「ウソ・・・」
 ますみの困惑がさらに広がった。扇が目の当たりにした事実を、彼女は信じられなかった。
「ウソ言わないでよ!アリアちゃんがそんなこと・・・第一、千尋ちゃんにそんなことするはずがないじゃない!」
 ますみが声を荒げて扇に言い寄る。しかし扇は顔色を変えない。
「そいつが幽霊を呼び出したのは確かなんだよ。学校の連中を石にしてた幽霊をな。」
「違う!どうしてアリアちゃんが、友達の千尋ちゃんを石にしなくちゃいけないの!?」
 淡々と語る扇に、涙ながらに訴えるますみ。彼とは違い、彼女とユキはスキャップの力を借りずにその力を察知することができなかった。
 そのため、2人はアリアがルナが潜んでいることに気付かなかった。
「言っておくが、オレはコイツも、コイツの中にいる幽霊をブッ潰すつもりはねぇ。だが、千尋を元に戻してもらうだけだ。」
 そういうと扇が再びアリアに詰め寄ろうとする。そこへますみが割って入り、彼の前に立ちはだかる。
「どういうつもりだ、テメェ・・」
「アリアちゃんは傷つけさせない。私が守る!」
「どけ!女だろうと容赦しねぇぞ!」
「どかない・・・あたしはどかない!」
「ぐっ・・・テメェ・・!」
 完全と立ちはだかるますみに、扇が苛立ちを表す。
「ユキちゃん、アリアちゃんを安全なところまで連れてって。」
「でも、ますみは・・・?」
「あたしは大丈夫だから。心配しないで行って。」
 困惑するユキに笑顔を見せるますみ。しかしそれが作り笑顔でしかないことに、ユキは気付いていた。
 それでも、今はアリアを助けなければならない。そう思って、気絶している女子を抱き起こして、彼女は教室を出て行った。
「おい、待て!」
 扇が後を追おうとしたところを、ますみが再度立ちはだかる。
「どうしてもアリアちゃんを犯人にしたいっていうなら、あたしはあなたと戦ってでも・・」
 ますみは迷いを感じながら、クラウンを眼前に出現させる。全てを賭けてアリアを守ろうとしているのだと扇は悟った。
 しかし彼女の今の行為が、千尋を逆に追い込んでいることに彼女は気付いていない。扇が言いとがめても、彼女は聞きはしないだろう。
「あくまでオレの邪魔をしようっていうのか・・・だったら・・・」
 扇は拳を強く握り締めた。その拳にはメリケンサックが、ナックルが装備されていた。
「後で泣き言を言うんじゃねぇぞ。」
 拳を構えた扇が、じっとますみとクラウンを見据える。絆を巡って2人のスキャップが対峙しようとしていた。

つづく

Schap キャラ紹介9:京極 千尋
名前:京極 千尋
よみがな:きょうごく ちひろ

年齢:14
血液型:A
誕生日:5/14

Q:好きなことは?
「街や空などの風景を見るのが好きです。」
Q:苦手なことは?
「運動はちょっと・・」
Q:好きな食べ物は?
「カスタードクリームパイです。ときどき自分で作ったりします。」
Q:好きな言葉は?
「堅忍不抜です。気の弱い私の目標でもあります。」
Q:好きな色は?
「水色です。」


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