ガルヴォルスinデビルマンレディー 彩夏と美優のガルヴォルスRadio

作:幻影


彩夏「こんばんは、牧村彩夏です。」
美優「妹の美優です。」
彩「今回は特別企画のため、スタジオを飛び出して都内某所の通りに来ています。」
美「その特別企画とは?タイトルは・・」

ガルヴォルスお宅訪問

彩「これはとある人物の家を訪問し、その人に関することを全て暴いてしまおうという危険度高めの企画です。」
美「その人物とは・・」
彩+美「アスカ蘭さんです。」

彩「はい、ここはアスカさん宅の正門の前に来ています。」
美「大きいですね。」
彩「といっても、ここは彼女の実家ではなく、世界で10あるうちのひとつの別荘だそうです。」
美「これでも別荘だというのですから、すごいですね。」
彩「さて、アポなしで早速入ってみることにしましょう。」

アスカ別荘内

彩「さてさて、門をくぐり玄関を通り、リビングと思しき部屋にやってまいりました。」
美「ここまで入ってきてるのに、警備の人や防犯機具はなかったようですね。」
彩「これは、何でしょう?・・テーブルの上にはピンクのカバの置物が置かれてますね。」
美「ピンクなのでかわいいですね。」
彩「あと、これは何かの飲み物でしょうか?・・テーブルの上のペットボトルの中に、緑色の飲み物が入ってます。」
美「これが青汁というものでしょうか?」
彩「健康的ですね。」
美「あれ?何か張り紙が張ってありますよ。」
彩「えっと・・“センブロ茶”と書いてますね。」
美「センブロ茶?・・センブリ茶の間違いなのでは・・?」
彩「センブリにしても色が違いすぎますね。」
美「試しに飲んでみることにしましょう。」
彩「では、戸棚からコップをひとつお借りして・・」

美「では、どんなお味でしょうか?」
ゴクゴクゴク・・
彩「いかがでしょうか?」
美「うう〜・・青汁のような味です〜・・・」
彩「に、苦いですか?」
美「苦いです〜・・これが“良薬口に苦し”ということでしょうか・・・」
彩「そういえば美優は青汁飲んだことあるの?」
美「ありません〜・・」
彩「・・・・・」
美「あぁ〜、ホントに苦いです〜・・思わず固まってしまいそうです〜・・」
彩「それほど強力と・・って、ホントに固まってますよ!」
美「えっ!?・・あっ!ホント!」
彩「緊急事態です!センブロ茶を試飲いたしました美優の体が、徐々に緑色に変色しています!」
美「ふぇ〜・・」
彩「おそらく、このセンブロ茶の効力だと思われます!」
美「って、のんきに実況しないで〜・・・」
彩「あっ!たった今変色が完了しました!まるで人でないものに変わってしまったかのように、美優は動かなくなってしまいました!」

「あらあら。勝手に人の家に上がりこむなんて、感心しないわね。」
彩「えっ!?・・あ、あなたは・・!?」
アスカ「みなさん、こんにちは。アスカ蘭です。」
彩「な、なんと、アスカさんが帰宅してしまいました・・」
ア「その子が今飲んだセンブロ茶には、飲んだ人をブロンズ像に変える効力があるのよ。」
彩「やっぱり・・・」
ア「まぁ、ここまで来たあなたたちに免じて、特別にいいものを見せてあげるわ。」
彩「いいもの、ですか・・?」
ア「このカバの置物はね、頭の後ろのボタンを押してやると・・」
彩「キャッ!何ですか、この煙は・・・!?」
ア「カバの口からピンクのガスが出て、かけたものを石に変えるのよ。」
彩「そ、そんなことって・・・」
ア「あらあら。その子も石になって固まってしまったわね。こういうふうに護身用にも使えるし、重宝できるわね。」

ア「この企画はリポーター2人が固まってしまうという意外な結末を迎えることになったわね。次は誰が固まるのかしら?なんてね。それでは、またお会いしましょう。」

続く?

つづく


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