魔法少女達のその後 続魔族の抱擁

作:牧師


魔法少女の安奈達が金髪の魔族の女に宝石像に変えられ、二年の月日が経っていた。
その二年の間この地区に、新たな魔法少女が三人現われ、彼女達の救出に向かったが、
全員仲良く色とりどりの宝石像に変えられ、魔族の部屋に飾られる結果に終っていた。

「やめてください、お願いします」
涙を流し懇願する少女の目の前で、二人の幼い女の子が喘ぎ声をあげていた。
まだ小さなピンクの蕾を、白い小さな指でクチュクチュと掻き回し、
広い部屋に二人で淫靡な曲を奏でていた。
「あの子達は勝手に快楽を求めているだけ、やめさせたいならあの子達に言いなさい」
金髪の魔族は妖艶に笑いながら、少女に優しく語りかけた。
少女は急いで妹の元に駆け寄り、力ずくでも自慰を止めたかったが、彼女の両手足は
白い壁に埋め込まれていた。
「そんな、早く止めないと、まおが隣の女の子達みたいに宝石になっちゃう!!」
まお達が快楽を貪るピンクの大きなベッドの上には、十歳程の年齢の女の子が
絶頂に達した姿で、黄色いトパーズとピンクのスピネルの宝石像にその姿を変え、
輝きを放ちながら、横たわっていた。
「あの子達もかわいかったわ。そうだ、貴方に良いことを教えて、あ・げ・る。
 まおちゃんだったかしら?あの子には強めの魔法をかけてあるから一回イクだけで
 白くやわらかい肌が、紅くて硬い、ツルツルしたルビーの宝石像に変わるわ」
少女の顔から血の気が引いた、ベッドで自慰に陶酔し快楽を貪る妹のまおは、
ブルブルと体を震わせ、いつ達しても可笑しくない状況に見えたからだった。
「まお、イッては駄目!!心を強く持つのよ!!」
まおは、はぁっはぁっ熱い吐息を立て、涙の滲んだ瞳で、姉の凛の姿を見た。
「おねえちゃん、まお・・・、もう我慢できないよ・・・。あっ、あああぁぁん」
まおが絶頂に達すると、ちいさな体が眩しく輝き、真紅のルビーに変わって行く。
「いやぁぁっ、まおーっ」
叫ぶ凛の目の前で、妹のまおは、光り輝く透き通った紅いルビーの宝石像に変わった。
隣の少女も同時に達していたらしく、透明なダイヤモンドの宝石像に変わっていた。
「残念、まおちゃんは我慢できなかったみたいね」
金髪の魔族はくすくすと笑い、凛の頬を撫でながら耳元で囁いた。
「貴方も気持ち良くしてあげるわ、まおちゃんに我慢しなさいって言ったからには
 我慢出来るはずよね?がんばりなさい」
金髪の魔族が凛の体にピンク色の光りを浴びせかけた。
「あ・・・いやっ、くっ、んっ」
凛の股からお漏らしをした様に、愛液をダラダラと溢れさせ、足元に水溜りを作っていた。
愛液が足を伝わる感覚だけで、凛はイキそうになり、絶えるだけで精一杯だった。
「皮を被った此処が苦しそうね、剥いてあ・げ・る」
金髪の魔族の女は、白く細い指先で、凛の大きく充血した淫核の皮をそっと剥いた。
「ああああぁぁっ、ひやぁぅうっ」
皮を剥いた瞬間、凛は激しく潮を吹き、一瞬のうちに全身を蒼いサファイヤに変えた。
顔は半開きな瞳に、大きく口を開き、乳首の立った豊かな胸を大きく弾ませた姿をして、
振り乱した髪を白い大理石の壁に蜘蛛の巣のように貼り付けていた。
「あらあら、我慢できなかったみたいね。流石に感度十倍はやりすぎたかしら?」
怪しい笑みを浮かべ、魔族の女は凛達を安奈達の待つ部屋に運んで行った。

「飾り付け完了、安奈ちゃん、貴方のお友達をまた増やしてあげたわ」
壁に飾られたルビーの宝石像の安奈に、魔族の女は優しく語りかけた。
安奈の周りには希実や梢達だけでなく、ワンピースを着た三人の魔法少女も飾られていた。
「魔法少女の姿で宝石に変えると、あれ程の精気が手に入ると知っていたら
 貴方達も魔法少女の姿で宝石にしたのに、残念だったわ」
魔法少女姿の少女一人分の精気は、一般人百人分にも相当していた。
「そこまでです。貴方の悪行もここまでですわ!!」
「私たちに勝てると思わないでね」
魔族の女の後ろで、突然現われた二人の少女が、力強く言い放った。
一人はピンクのワンピースを身に纏い、髪をツインテールにした十四歳ほどの少女、
もう一人は水色のワンピースを着て、髪をボブカットにした同じ位の年齢の少女だった。
「あらあら、また魔法少女が宝石に変わりに来たのね」
魔族の女はクスクスと笑いながら、二人の魔法少女に呟いた。
「言いたいのはそれだけですか!!マジカルブレット!!」
二人が同時に魔族に、光の球を放つ。
「残念ね、この程度の魔法、今の私には効かないのよ」
魔族の女は面倒そうに手で光の球を払い除けた。
「うそっ」
「そんな・・・」
少女達は魔法が効かなかった事に動揺し、次の魔法を唱えるのを忘れていた。
「ゆっくりと宝石に変わると良いわ」
その隙を見逃すはずも無く、魔族の女は二人に淡い光の球を放った。
「きゃっ」
「いやっ」
光の球の直撃を受けた二人は恐る恐る眼を開いた。
「よかった、二人とも無事みたいですね。一体何の真似ですか?」
ピンクのワンピースの少女は魔族の女に視線をむけ、問い詰めた。
「安心するのは早いわ、そろそろ感じてるはずよ?体に起きた変化にね・・・」
「変化?あっ・・・」
二人の体はゆっくりと透き通り、肌色を失っていく。
「貴方達は仲良くダイヤの彫像になるのよ。後で安奈ちゃんの前に飾ってあげるわ」
魔族の女はルビーの宝石像に変わり白い壁に飾られている安奈の髪を指で弾いて奏で、
二人の魔法少女がダイヤに変わり行く様を眺めていた。
「いやっ、体が透き通って・・・動か・・・な・・・い」
「あああっ、誰か、たすけ・・・」
ピンクのワンピースを着た魔法少女の細い指もツインテールにした長い髪の毛も、
今や完全にダイヤモンドに変わり、キラキラと七色の光を反射していた。
水色のワンピースの魔法少女は、一足先に完全にダイヤモンドの宝石像に変わり果てた。
ダイヤに変わった少女はその体から、定期的に淡い光を放っていた。
「お友達はダイヤの宝石像に変わったわ、貴方も早くダイヤに変わってしまいなさい」
魔族の女はピンクのワンピースを着た少女に微笑みかける。
少女は瞳に涙を浮かべ、そのままダイヤの宝石像に変わっていった。
「貴方達にはダイヤの宝石像姿で、永遠に気持ち良く過ごせる素敵な魔法が掛けてあるわ。
 イクたびに、美しく淡く輝くのよ。存分に快楽を楽しみなさい」

宝石像に変えられた少女たちが飾られた部屋の一角で、定期的に淡く光る魔法少女の像が
色とりどりの宝石に変えられた少女達を、いつまでも照らし続けていた。


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