宮廷魔道士のお家に、幼馴染が訪ねて来ました。
「やっほー、いるー？…」
ドアを開けた瞬間目にしたものは、石になったり氷漬けになったりした女性達の姿。
「…な、…な、…ななな」
「おー、よく来たな」
いつもの笑顔に少しだけ困った様な表情を浮かべ、魔道士は溜息を付きました。
「驚いたろー」
現在この国は戦争をしています。
大勢の捕虜が捕えられ、そして都に送られて来ます。
抵抗する気の無い捕虜を殺してはいけないという国際条例がある為、捕虜はどんどん増えてしまいます。
食糧等の問題もある為、国は魔道士たちに捕虜を仮死状態にさせることでその問題を解決することにしました。
「…で、その作業中だったのね」
「そゆこと」
「ところで、何で女の人はみんな半裸だったり全裸だったり半脱ぎだったりなの？」
「俺の趣味ー。どうせ固めなきゃいけないなら見た目に楽しい方がいいじゃん」
「…変態」