ホシノ・ルリ(機動戦艦ナデシコ) flap作


 気が付くとルリは自動工場のカーボンフリーズ装置の上にいた。
 地べたにへたり込み、股を開いたポーズで拘束用エネルギーフィールドを手足に掛けられて身動きの取れない状態。
 そしてナデシコの制服を身につけてはいるものの、スカートと下着は外され、さらにシャツとネクタイはベストの中で切りつめられて彼女の秘所は遮るものの無い状態で晒されている。
 自分がどのような姿か気が付いたルリは観る者も居ない自動工場の中にもかかわらず羞恥に頬を染める。
 次の瞬間、周囲の装置からガスが吹き上げ、ルリは固定されている板ごと装置に飲み込まれていった。

 美術品製造用のカーボンフリーズ装置は工業用の物と違い、対象を包むカーボンを薄い膜にするためにカーボン液は無数の細いノズルからまんべんなく吹き付けられ、対象に付着した直後に冷却ガスを吹き付けて液を固化させる。
 ルリはリングから吹き付けられるカーボン液と冷却ガスのあまりの冷たさに叫び声をあげる、しかしそれも全身をカーボン膜に覆われるまでの数秒の間だけ。
 そして全身を固化カーボンで塗り固められたら、数十分間冷却ガスを吹き付けられて芯まで完全に凍結され、冷凍睡眠の眠りに落ちてから装置から取り出されるのだ……

 薄暗い部屋には多数の灰色の彫像が並び、壁にはいくつものレリーフが並べられている。ここはカーボンフリーズ工場の最上階に設けられた“特別サンプル展示場”この彫像達は全てこの工場群のどこかでカーボンフリーズ処理された少女である。
 そしてホシノ・ルリもその中でカーボンフリーズ装置に掛けられた時の姿、スカートと下着を奪われて下半身を晒し、股をはしたなく開いたままのその姿を保ったままで飾られていた。
 “特別サンプル”を求める客が現れると自動的にライトが灯り、暗がりの中に彼女の痴態も浮かび上がる。
 彼女がこの恥辱から解放される時が果たして来るのか、それは誰にも分からない……


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