シルフィー・クラウドは、その可愛らしい容姿と気だての良い性格で街の人気者のシスターでした。
…兄と深い仲であることが知れ渡るまでは。
レティシア・ラ・ミュウ・シンフォニア殿下から二人への助命の嘆願があり、兄のクリフは一介の冒険者であるため罪を免れましたが、妹のシルフィーは聖職者であるため許される事はありませんでした。
教会の怒りに触れたシルフィーは魔法によって大理石の像にされ、永遠に神に仕える事になったのです。
しかし、裸に僧衣の上だけという扇情的な姿で石像にされると伝えられたシルフィーは驚き、服を着せて欲しいと懇願しましたが容れられません。
絶望と羞恥に彩られた表情で、ささやかな胸やクリフ以外に見せた事のない部分もさらけ出したまま、シルフィーは魔法を掛けられ石像になりました。
シルフィーは直ちにマッシュルーム卿の邸宅へ運ばれ、そのまま卿の私室に飾られました。
マッシュルーム卿はシルフィーの身体を舐めるように眺めながら、自分の策略が上手くいった事にほくそ笑むのでした…。