愛憎のレリーフ あおばさんより


屋敷のお嬢様と駆け落ちを試みて失敗した庭師の青年を、激怒した父親は処刑しようとしました。
お嬢様は必死で青年の命乞いをしましたが、嫉妬に狂った父親はひとつの条件を出します。
彼女が剥製となって永遠に父親の元で一緒に暮らす、というものでした。
一瞬躊躇したお嬢様でしたが、すぐにその条件を飲みました。

…次の日。
青年は父親に愛撫される、剥製となった愛しいお嬢様を見せ付けられながら首を撥ねられました。

しばらく後、お嬢様が保管されている部屋に手入れ担当のメイドがやってきました。
彼女はお嬢様と青年の駆け落ちを手引きしたはずのメイドです。
「…お嬢様、私はあなたを逃がすつもりはありませんでした。ごめんなさい、騙してしまって。
でもこれからはずっと私がお嬢様のお世話をしてさしあげます」
うっとりとした表情でメイドはお嬢様の裸体をやさしく撫で上げました。

このイラストをモチーフにしたストーリーを奈須野雪葉さんよりいただきました。


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